吉成ストレート
4連に増結したキハ40系(2023年8月) | |
所在地 | 徳島県徳島市 |
順光時間 | 上り:夏の夕方 |
キャパシティ | 15人ほど |
レンズ | 広角レンズ・望遠レンズ |
撮影場所 | 農道 |
アクセス | 高徳線吉成駅より徒歩7分 |
吉成ストレート(よしなりすとれーと)とは、徳島県徳島市にある鉄道写真の撮影地である。
概要[編集]
高徳線の勝瑞 - 吉成間にある有名撮影地。夏シーズンの夕方ごろに、高松・鳴門方面に向かう上り列車をストレート構図で撮影出来ることで知られており、特に毎年8月12日から15日までの間『徳島市阿波おどり』の開催に合わせて行われるキハ40系・キハ47系の4連増結運用(通称・阿波おどり増結)の際には多くの撮影者が全国各地から訪れる[1][2][3]。この増結運用は、ポメラニアンと揶揄される徳島の撮り鉄によって雲配給されることが多く、「吉成でキシャを撮らすな」という迷言もあるほどである[4]。
2023年頃にGoogle マップでは「(有)吉成トラスナ工業」という名で、何者かにより撮影地が登録されていたが、間もなく削除されている[注釈 1]。
高徳線には鳴門線の全列車が直通するほか、特急「うずしお」も走行するため、単線非電化でありながら撮影出来る列車本数が多い[5]。
2023年(令和5年)の阿波踊り増結の際には100人以上の撮影者が集まったが、撮影地に大量のゴミが放置されていたことによって炎上した[6]。
撮影環境[編集]
ここでは2通りの立ち位置が存在する。
徳島寄りの立ち位置では、地蔵のある小屋付近に立っての撮影となる。立ち位置付近に用水路が流れているため、キャパシティは小さめとなる。また、一部の立ち位置では構図内に吉成駅構内の信号機が映り込む場合がある。先述の増結運用の際には、日没寸前のキハ40系の4連(第974D列車)をきれいなストレート構図で仕留めることが出来る(後述する高松寄りの立ち位置では民家が影となって日没間際での撮影は不可)。
高松寄りの立ち位置では、踏切付近の農道上での撮影となる。こちらはキャパシティは多く、2023年(令和5年)の阿波踊り増結の際には100人以上の撮影者が集まった実績を持つ。その反面ベストポジションは限られており、通過前の入念な場所取りは必須と言える。また、水田がある関係上、シーズン中には稲穂が画角に大きく入る為ローアングルでの撮影は難しく、高層三脚や脚立の使用が適切と言える。
吉成クラスター[編集]
吉成クラスターとは、吉成ストレートに訪れた撮り鉄が次々と体調を崩す現象。2022年夏の増結シーズンでは新型コロナウイルス、2023年ではヘルパンギーナ(夏風邪)が流行し、中には39度の高熱を出す者やのどの痛みを訴える者も現れた[7]。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ 「国内ニュース」、『月刊 鉄道ダイヤ情報 2023年12月号』第474号、交通新聞社、2023年10月20日。
- ↑ “吉成~勝瑞”. 四国を駆けるキハ47たち. 2023年8月17日確認。
- ↑ 写真は鉄で出来ている。 (2019年9月6日). “第979列車 「 吉成ストレートで増結キハを引き続き狙う 2019・お盆 高徳線紀行その2 」”. はてなブログ. 2023年8月17日確認。
- ↑ aurora91_TKSのツイート (892653514610032640)
- ↑ 金失いの道ゆけば (2019年4月9日). “撮影地備忘録 No. 0019 高徳線・吉成-勝瑞”. SSブログ. 2023年8月17日確認。
- ↑ “【ヨンマル狙いか】高徳線吉成ストレートで撮り鉄が暴走 道路にガムテープを張り場所取り ゴミの大量放置も 警察が出動する事態に”. Japan-Railway.com (2023年8月13日). 2023年8月17日確認。
- ↑ hamadojinのツイート (1691109217120522240)
- 注釈
- ↑ 地点のカテゴリは「建設会社」、営業時間は17時から18時30分、レビューは星1.5というものであった。
関連項目[編集]
主な鉄道写真の有名撮影地の一覧 |