カマス (鉄道写真の撮影地)
所在地 | 栃木県さくら市・矢板市 |
順光時間 | 下り:春秋の夕方ごろ 上り:夏の夕方 |
キャパシティ | 不明 |
レンズ | 広角レンズ・望遠レンズ |
撮影場所 | 荒川橋梁・築堤付近など |
アクセス | 東北本線蒲須坂駅・片岡駅より徒歩30分 |
カマスとは、栃木県さくら市・矢板市にある鉄道写真の撮影地群の総称である。地元鉄にはカマスのお立ち台という名称でも親しまれている[1]。
概要[編集]
東北本線(宇都宮線)の蒲須坂 (カマスサカ) - 片岡間にある撮影地。撮影地名の由来はこの2つの駅の間に位置していることが由来である。上り線側のお立ち台では、秋シーズンなどの午後に甲種輸送をはじめとした貨物列車・普通列車などが、荒川橋梁が写るストレート構図やその手前の築堤上で撮影できる[2]。対して下り線側では、夏シーズンでは日没寸前にカシオペア紀行などの長編成の客車列車を、ストレート構図での限界光線で撮影できることで知られている[3]。上り線側の築堤上のアングルはカマス築堤、下り線側のアングルはカマス裏、カマス裏アングルよりもさらに片岡寄りのアングルはカマス裏北と呼ばれる。カマス裏北は、大槻街道踏切付近の農道からの撮影となる。
乃木坂46や日向坂46を文字った蒲須坂46という謎の愛称もどきも存在し、過去にはGoogle マップ上に「蒲須坂46」という架空の劇場施設が登録されていた(2023年7月削除)。
カマス裏・カマス裏北は夏シーズン運行のカシオペア紀行の優良撮影地としてマニアの間では知られているが、実際にはここでキレイな編成写真(いわゆる激V)を撮ることは至難の業となる。それは日光・那須の2方向から風に乗せられてやってくる雲に光線が阻まれることが多々ある為である[3]。「鬼門 カマス」として地元鉄の間では知られており、本撮影地でバリ晴れでカシオペア紀行が撮れることは滅多にない。
撮影環境[編集]
モノサクと同じく、周囲には自動販売機やコンビニエンスストアなどが少ないため、熱中症予防などのために事前に水や食料を多めに持参する必要がある[4]。
周囲は田園風景が広がっており、編成写真を撮るうえで目立つ障害物はほぼ存在しない。上り線側の構図中央に信号機が入る程度となる。
カシオペア紀行撮り鉄線路内侵入事件[編集]
詳細は「2023年6月のカシオペア紀行撮り鉄線路内侵入事件」を参照
脚注[編集]
- ↑ “定期列車として最後の上り2レ北斗星を蒲須坂の築堤で撮る”. ym1201の鉄道写真帳 (2015年3月13日). 2023年7月27日確認。
- ↑ 雷渡 (2014年2月2日). “蒲須坂~片岡間にて寝台特急撮影(2013/12/15)”. アメーバブログ. 2023年7月27日確認。
- ↑ a b 火種 (2023年6月4日). “歴史的瞬間に立ち会った”. note. 2023年7月27日確認。
- ↑ 蜘蛛 (2023年6月18日). “カシオペア紀行を撮りに蒲須坂へ”. アメーバブログ. 2023年7月27日確認。
関連項目[編集]
主な鉄道写真の有名撮影地の一覧 |