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うずしお (列車)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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うずしお
Uzushio
概要
種別 特急
運行開始 1959年 (準急「阿波」として)
種別変更 1988年4月10日
運行事業者 四国旅客鉄道
西日本旅客鉄道
路線
走行路線 高徳線
瀬戸大橋線
起点 岡山
高松
終点 徳島(一時期牟岐
その他
使用車両 キハ185系
2600系
2700系
両数 2両 or 3両(最大5両)
岡山 - 宇多津間は南風と併結
7両になる。
外部リンク JRホームページ(おでかけネット)

うずしおは、JR四国JR西日本特急列車岡山駅高松駅 - 徳島駅間を運転する。

概要[編集]

JR西日本JR四国宇野線本四備讃線予讃線高徳線経由で運行。朝ラッシュ時の上り1本(5両)を除き、通常は概ね2、3両編成での運行である。
岡山駅に乗り入れる列車は、岡山〜宇多津間で特急「南風」と併結運転する。
本列車は、高徳線内の速達を主にし、加えて直通昼行高速バスがない姫路博多米子など山陰地方、および高速バスより速達できる広島方面との接続を主なターゲットとしている。

国鉄時代[編集]

富士 (列車)#2代(電車特急)」も参照

「うずしお」には、山陽新幹線岡山開業前に新大阪〜宇野間の特急として151系電車使用で運行された先代列車がある。

運行形態[編集]

高松 - 徳島間は、毎時1本の運行。岡山へは一日2往復のみが乗り入れる。

停車駅[編集]

停車駅は、岡山駅・児島駅宇多津駅・高松駅・栗林駅屋島駅志度駅オレンジタウン駅讃岐津田駅三本松駅讃岐白鳥駅引田駅板野駅池谷駅勝瑞駅・徳島駅である。坂出には停車しない。

高徳線内は便毎の停車駅の違いが多く、全列車停車するのは、栗林、志度、三本松、板野の各駅である。屋島、引田、池谷は停車列車の方が多いが、一部が通過する。
オレンジタウン・讃岐津田・讃岐白鳥・勝瑞は一部列車のみの停車。通過する方が多い。
池谷駅は元は全ての列車が停車していたが、勝瑞駅に一部列車が停車するようになってからは一部列車の停車となった。
正月三が日には一部がこの他に板東駅に臨時停車する。

平成大合併前、高徳線沿線に池谷駅を抱える鳴門市以外の市制地がなく、特定の地への人口集中が少なかったため、特急にしては停車駅が多く、他の路線における快速に近い。
特に、高松近郊にあたる高松〜志度間や、徳島近郊に加えて県境越えで普通列車の少ない区間も含む三本松〜徳島間は、山陽本線の普通列車並に細かく停車し[注 1]、上下最終列車はさしずめタクシーの深夜割増のような感じになっている。

車両[編集]

本列車への振り子気動車初導入は1998年で、予讃・土讃線特急より8〜9年ほど遅れた。

  • キハ185系 - 振り子機能を用いない「剣山」、「むろと」送り込みのため1往復のみ使用。
  • 2600系 - 4往復のみを担当。
  • 2700系 - 上記以外、岡山乗り入れを含めて担当。
過去

歴史[編集]

格上げ前も含む。

  • 1959年:高松 - 徳島間に準急「阿波」新設。
  • 1966年:牟岐線直通の「むろと」が急行格上げ。
  • 1968年:準急制度廃止[注 2]で、全列車急行になる。
  • 1988年4月10日 - 瀬戸大橋の完成に伴って瀬戸大橋線が開通したことにより、高徳線を運行していた急行「阿波」(初代)全列車を格上げし、キハ185系を使用して運行開始。岡山駅乗り入れ列車も設定されたが、当時は児島〜坂出間は直行だった。
  • 1990年11月 - 牟岐線直通急行の「阿波」(2代)を格上げし、牟岐線乗り入れを開始。
  • 1998年10月 - 振り子機能付きの2000系気動車の投入を開始。
  • 1999年3月 - 徳島駅折り返しに統一。大半が2000系気動車になる。
  • 2001年3月 - 岡山駅乗り入れ列車を宇多津駅経由に変更。
  • 2017年12月 - 2600系気動車をうずしおに投入。
  • 2019年9月 - 2700系気動車の投入を開始。
  • 2020年7月19日 - N2000系が撤退。
  • 2025年3月15日(予定) - 全列車を高松発着に統一して、高松〜宇多津間を廃止し、岡山駅乗り入れも廃止。

注釈[編集]

  1. 223系置き換え前は、関西出身の寺本光照のように「うずしお」に変え、高徳線を電化して「マリンライナー」の徳島延長実現を主張する論調もあった。
  2. 高徳線は全長100km未満なので、「阿波」は最後まで準急で存置された。


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徳島県内 剣山 - むろと
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関連項目 東海道本線優等列車沿革 - 山陽本線優等列車沿革