姨捨駅
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姨捨駅
おばすて
Obasute
おばすて
Obasute
所属事業者 | 東日本旅客鉄道 |
路線 | 篠ノ井線 |
前後駅 | 冠着 << 姨捨 >> 稲荷山 |
ホーム | 2面2線 |
開業 | 1900年11月1日 |
所在地 | 長野県千曲市大字八幡姨捨 |
電報略号 | ステ |
備考 | 日本三大車窓の駅となっている。 |
姨捨駅(おばすてえき)は、長野県千曲市にあるJR東日本・篠ノ井線の鉄道駅(旅客駅)である。
概要[編集]
開業は1900年(明治33年)11月1日である。駅舎から見える風景は日本三大車窓と言われる。眺望の良い「姨捨公園」が近くにある。駅構内の標高は約551mであり、眼下に善光寺平が見える。棚田は「日本の棚田百選」に選ばれている。
2018年(平成30年)3月15日に駅舎がリニューアルされ[1]、電車とホームの段差を少なくし、木造旅客上屋(上家)とホーム待合室をリニューアルした。2019年(令和元年)5月より、姨捨駅記念券を千曲市が制作し、駅舎で販売している[2]。
駅構内[編集]
周辺が稲荷山から上り急勾配のため、長野方に相対式2面2線の行き止まりホーム、松本方に駅進入(塩尻方面行)や発車(長野行)のための引上線を持つスイッチバック構造がある珍しい駅である。このため、構内でATS-Snが残置されている。
優等列車・通過列車はスイッチバックをせず、本線を直進する。
日本三大車窓[編集]
姨捨駅付近から長野方面に5kmほど絶景が続き、日本三大車窓の一つに選ばれている[3]。絶景が見えるのは、姨捨駅の松本方面上りホームである。駅のベンチは、線路に対して逆方向になっている。座ると目の前に長野盆地の善光寺平を一望できる。なお、この夜景を見るための観光列車が夏には運行。しなの鉄道の快速「ろくもん」の「姨捨ナイトクルーズ」が夜景鑑賞のため乗り入れる。
映画に登場[編集]
1958年(昭和33年)の映画『楢山節考』のラストシーンに姨捨駅が登場する。印象的な場面である。1999年(平成11年)の映画『生きたい』にも登場する。
訪れる価値のある駅[編集]
日本経済新聞2007年(平成19年)4月28日号の特集「訪ねる価値のある駅 ベスト10」で姨捨駅は第2位に入っている。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 姨捨駅がプチリニューアル!工事開始は2月1日から信州千曲観光局
- ↑ 長野)姨捨駅で記念入場券に代わる来駅記念券朝日新聞、2019年5月11日
- ↑ 伊藤博康(2012)『鉄道名所の事典』 東京堂出版(pp.18-19)