新幹線0系電車
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新幹線0系電車(しんかんせんゼロけいでんしゃ)とは、通常単に0系(ゼロけい)と呼ばれ、東海道新幹線が開通した当初に使用されていた車両である。
名称[編集]
ただ、当時は新幹線の車両と言えば0系しかなかったため、わざわざ区別する必要はなく、0系という呼称は存在せず、「新幹線電車」などと呼ばれていた。0系という呼称が使われるようになったのは、新幹線200系電車が導入されてからである。その意味で、「0系」という呼称は一種のレトロニムであるともいえる。
概要[編集]
標準軌採用と共に車両限界を拡げたため[注 1]車体は広い。クリーム色のボディに青帯が入った塗色で、前面は流線型である。これは設計者が大日本帝国海軍の軍用機「銀河 (航空機)」設計者であったからである。
一等車は中央通路に片側2列ずつである。二等車は中央通路に対して片側2列+3列で、開業時は転換クロスシートだった[注 2]。ビュフェは当初、回転椅子を設置した国鉄35形電車であったが、食堂車国鉄36形電車の登場とともにビュフェを縮小した国鉄37形電車となった。
1982年には郵便車 (鉄道車両)の設計がされているが、国鉄がダイヤと新大阪駅構内での輸送を理由に難色を示し、新幹線による郵便輸送は幻に終わった。
2008年を以て引退し、44年間の歴史に幕を下ろした。しかし、現在でもこの車両の人気は高く、多くの博物館や鉄道公園などに静態保存されている。
0系新幹線が登場する作品[編集]
映画[編集]
小説[編集]
アニメ[編集]
- こち亀(第325話「爆走列車!網走発東京行き!両津VS拳法バァさん!」)
注[編集]
- ↑ 近鉄特急やTGVは標準軌を走行するが、車両限界は狭い。
- ↑ 国鉄末期にリクライニングシートに替えられ、2列転換クロスは在来線の国鉄165系電車、国鉄185系気動車、国鉄キハ58系気動車、国鉄キハ31形気動車、国鉄キハ54形気動車に転用された。
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