国鉄クモニ83形電車
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国鉄クモニ83形電車 (こくてつくもに83がたでんしゃ)とは、日本国有鉄道が改造によって開発した直流電車である。
概要[編集]
軌間 | 1067mm |
電流 | 直流 |
電圧 | 1500V |
最高速度 | 95km/h |
車体長 | 20000mm |
車体幅 | 2800mm |
国鉄103系電車の増備で余剰となった国鉄モハ72形電車を車体更新して登場した形式で、800番台21両、0番台30両が仕立てられた。車体は切妻で両運転台、高運転台である。前頭部に種別表字幕、腰部には前照灯が2か所あり、その下部に標識灯がある。側面は1800mm幅の荷物扉が2か所ある。なお、100番台は国鉄クモユニ81形電車を全室荷物車に改造した形式で、3両が存在した。100番台は新性能電車との併結はできなかった。
運用とその後[編集]
800番台は狭小トンネルのある中央東線で、0番台は上越線で、100番台は飯田線と大糸線で使用された。大半は荷物輸送廃止でお役御免となったが、クモニ83805はクヤ497-1に改造されJR総研に継承、1996年までJR東日本籍を有していた。クモニ83815(1989年廃車)と0番台3両はJR西日本に継承となり、うち0番台全車がクモハ84に改造され、1996年3月に廃車解体となるまで使用された。