JR東海キヤ95系気動車

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キヤ95系気動車(キヤ95けいきどうしゃ)とは、東海旅客鉄道(JR東海)の気動車である。

概要[編集]

在来線用の電気軌道検測車。従来電気検測は193系50番台、軌道検測はマヤ34、非電化区間の信号検測はキヤ191系とバラバラの車両を使用して行っていたが、効率が悪い上に車両の老朽化も進んでいた事から、置き換えと効率アップのためにキハ75系をベースにして製造された。

1996年に製造されたDR1編成と2005年に製造されたDR2編成の2編成6両が存在する。

構造[編集]

オールステンレス車体で、先頭部は鋼鉄製。先頭部は黄色に塗られている。

エンジンはDR1編成はカミンズ製のC-DMF14HZB (350ps) を両先頭車に各2基搭載。DR2編成はC-DMF14HZC(360ps)を両先頭車に各2基搭載する。

編成[編集]

方向 米原
熱海
形式 キヤ95-101/102 キサヤ94-1/2 キヤ95-1/2
キヤ95-1/2
架線測定など電力関係の検測を担当。DR2編成のみ検測用のパンタグラフが搭載されている。
キサヤ94-1/2
駆動用エンジンを搭載せず、運転台もない中間付随車で軌道検測を担当。軌道検測は3台車方式を採用。
検測関係の設備以外にも職員の休憩室がある。
キヤ95-101/102
信号・通信関係の検測を担当。検測関係の設備以外には冷房・検測機器の電源を供給する発電機を搭載。

運用[編集]

名古屋車両区に配置され、JR東海管内の在来線全線の他、JR東海と線路が繋がっている以下の他社線でも検測を実施している。

東海旅客鉄道のロゴ.png JR東海の鉄道車両
客車
特急型 14系*
急行型 12系*
近郊客車 50系(救援車)*
気動車
特急型 キハ80 - キハ85 - HC85
急行型 キハ58・キハ28*・キハ65*
一般型 キハ40・キハ47・キハ48*(・2代目*)キハ11 - キハ25 - キハ75 - キハ30*
電車
特急型 381系* - 371系 - 373系 - 383系 - 285系3000番台 - 385系予定
急行型 165系・167系*
近郊型 111系・113系* - 115系* - 117系* - 119系* - 123系* - 211系0番台*0番台のみ廃車 - 213系 - 311系 - 313系
通勤型 103系* - 315系
事業用車
機関車 EF64* - EF65* - DD51*
電車・気動車 145系* - キヤ95(ドクター東海) - キヤ97
新幹線
旅客 0系* - 100系* - 300系 - 700系 - N700系(N700A・N700A・N700S)
検測車 923系(ドクターイエロー)
「*」がある形式は国鉄から継承。右上に「廃」と書かれた形式はJR東海には書類上存在しない。なお、JR東海内が保有する国鉄車は全廃している。385系は製造予定。
データは2022年9月1日現在のもの。