JR東海211系電車0番台

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K51編成/K52編成
JR東海211系0番台 名古屋駅にて.jpeg
JR東海最後の国鉄型だった。
所属事業者国鉄→東海旅客鉄道
形式211系
製造年1986年
廃車/改造年2022年(廃車)
主な走行路線関西本線(・中央本線)
所属車両
センター
神領
両数4両編成×2本
電源方式直流
塗装白+青帯→湘南色

JR東海211系電車0番台は、国鉄時代に同社が、名古屋鉄道管理局管内(現在のJR東海名古屋エリア)に投入した車両。

概要[編集]

国鉄時代末期、並行の名鉄名古屋本線に対抗して快速列車を増発するために導入されたJR東海管内で最後の国鉄型車両。
制御電動車を除き湘南電車に投入の0番台と同仕様で、後に増備の5000番台と異なり、セミクロスシート装備であり、当初は青帯で登場した。これらの編成は2022年3月をもって315系による置き換えで引退し、3月8日付で除籍。これによりJR東海から完全に国鉄型が消えたことになる。なお譲渡の噂もあったが、すべて解体されたことでボツになった[注釈 1]

時系列[編集]

  • 1986年 (昭和61年) - 名古屋地区の神領車両区に新製配置。4連(クハ-サハ-モハ-クモハ)×2編成が配置された。
  • 1987年 (昭和62年) - 国鉄分割民営化。名古屋管理局内の211系はJR東海に継承される。
  • 1988年 (昭和63年) - 塗装が従来の青+白帯から湘南色(いわゆるかぼちゃ)に変更。
  • 1989年 (昭和64/平成元年) - 神領車両区から大垣車両区に2編成とも転属。
  • 1999年 (平成11年) - 120km/h対応改造がなされる。
  • 2011年(平成23年)
    • 9月 - 神領車両区に戻り、関西線での運用が中心となる。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月 - 送り込み運用として設定されていた中央線運用が廃止され、中央線での営業運用を終える。
  • 2022年 (令和4年)
    • 3月6日 - 運用離脱。
    • 3月7日 - K51/K52が併結して西浜松まで自走での廃車回送。
    • 3月8日 - 2編成とも除籍[注釈 2]。これにより、国鉄型は消えた。
    • 3月9日 - クモハ211-1を除く7両が留置。クモハ211-1は現状維持となっている。
    • 3月10日 - ライト枠が外され部品取り開始。
    • 3月11日 - 中央西線関西線から211系、313系一部撤退。
    • 3月12日 - ダイヤ改正。
    • 3月20日 - 留置されている車両に防犯カメラが搭載される。なお、方向幕などは撤去済み[注釈 3]
    • 6月20日頃 - 窓ガラスが外されていることが確認される。
    • 7月15日頃 - クモハ211-1解体開始。
    • 8月10日 - クハ211-7・モハ210-14を残す全車が解体されていることが確認される[注釈 4]
    • 9月5日 - JR東海最後の国鉄車、クハ211-7が完全解体。長野などへの転属はなかった。これによりJR東海の本線上からは完全に姿を消した[注釈 5]

脚注[編集]

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  1. 譲渡車は5000番台シスSS編成より初めて発生した。
  2. 手続き上の廃車。
  3. これは部品盗難防止と推定される。
  4. これにより、0番台サハ・クモハは形式消滅となった。
  5. ただし、国鉄車については中央西線と飯田線に東日本所有の211系が乗り入れることがある。
東海旅客鉄道のロゴ.png JR東海の鉄道車両
客車
特急型 14系*
急行型 12系*
近郊客車 50系(救援車)*
気動車
特急型 キハ80 - キハ85 - HC85
急行型 キハ58・キハ28*・キハ65*
一般型 キハ40・キハ47・キハ48*(・2代目*)キハ11 - キハ25 - キハ75 - キハ30*
電車
特急型 381系* - 371系 - 373系 - 383系 - 285系3000番台 - 385系予定
急行型 165系・167系*
近郊型 111系・113系* - 115系* - 117系* - 119系* - 123系* - 211系0番台*0番台のみ廃車 - 213系 - 311系 - 313系
通勤型 103系* - 315系
事業用車
機関車 EF64* - EF65* - DD51*
電車・気動車 145系* - キヤ95(ドクター東海) - キヤ97
新幹線
旅客 0系* - 100系* - 300系 - 700系 - N700系(N700A・N700A・N700S)
検測車 923系(ドクターイエロー)
「*」がある形式は国鉄から継承。右上に「廃」と書かれた形式はJR東海には書類上存在しない。なお、JR東海内が保有する国鉄車は全廃している。385系は製造予定。
データは2022年9月1日現在のもの。