JR西日本キハ120形気動車
JR西日本キハ120とはJR西日本が運用する液体式気動車である。
概要[編集]
国鉄型気動車のキハ20等を駆逐するために投入された、新潟鉄工所のNDCシリーズの一つ
番台別解説[編集]
製造された順に紹介する。
200番台[編集]
最初のシリーズで8両製造された、新製配置は201〜206が越前大野、207〜208が米子
この番台は車体が普通銅製で、ドアの開閉に半自動ボタンを装備する。車内には4つのボックスシートとロングシートを備える
0番台[編集]
22両製造された、キハ120の仕様を確立させた形式、車体はステンレス製となりキハ120と言えばこれというイメージの方も多いだろう。
車内はオールロングシート化され、また半自動ボタンが廃止されて人力で動かすようになった。
300番台[編集]
59両投入されたキハ120の中では最大のグループ、外装は0番代と大差ないがボックスシートが復活している。
運用[編集]
大糸線や高山本線や越美北線や関西本線や福塩線や芸備線や美祢線や三江線や木次線など、JR西日本の中でも指折りの超赤字路線に投入されローカル線の運転をみなっている、16メートル車体で輸送力に欠けるため青春18切符シーズンだと混雑の原因になるが、基本1両か2両の運転である。
俗名[編集]
走る廃線フラグという不名誉なあだ名が付いている、これは三江線の廃止や走っている路線の営業成績の低さが挙げられる。とはいえ関西本線では今後直通運転の再開が検討されていたりと一概にそうとは言えない。
ラッピング[編集]
越美北線向けの3両には、九頭竜湖号、恐竜.化石号、一乗谷号のラッピングが施されている。
関西本線向けのキハ120-7.8には「お茶の京都トレイン」ラッピングが施されている。
木次線向けのキハ120には「次へつなごう、木次線。RAIL is BATON」のラッピングが施されている。
改造[編集]
新製当時はトイレがなかったが、乗客からクレームが上がりそのためキハ120の全車にトイレが設置された。
2017年度からは体質改善工事が施工され、前照灯のLED化や半自動ドア機能のボタン化がなされた。2023年度までに全89両に対して完了する見込みである。
今後[編集]
特に情報も出ていないがDEC700形気動車の量産型車両による置き換えが行われる可能性もあるためその考察を勝手に行っていく。
以下、2030年頃の未来をエンペディアンが勝手に想像したものを書く。
200番台[編集]
はじめに製造されたグループで製造から約40年が経とうとしているが特に置き換え計画は上がっていないが、同年代のNDCシリーズの車両は廃車が進められており2030年頃に廃車される可能性も否めない。なおJR西日本は鉄道車両の置き換え年数が極端に長いため下手したら50年ほど使用する予定なのかもしれない。
0番台[編集]
こちらも200番台とあまり車齢が変わらず廃車される可能性も否めない。ただ関西本線での蓄電池車の走行の可能性もあるためその場合は亀山車が廃止される可能性がある。
300番台[編集]
こちらは車齢が幾分若いため多少廃車の時期が後になるぐらいだと思われる。またミャンマーなどに売り飛ばす可能性もあるため動向に注視する必要がある。
廃車[編集]
358は2020年3月に芸備線で脱線し事故廃車された。当該車両は体質改善工事から約半年での廃車となっている。
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