JR東日本E653系電車
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E653系電車(E653けいでんしゃ)とは、東日本旅客鉄道の交直流特急電車である。
概説[編集]
登場の経緯[編集]
JR常磐線の特急ひたち号で活躍していた485系を置き換えるために基本編成8本・付属編成4本の計72両が製造され、勝田車両センターへ新製配置された。設計コンセプトは「East Japan Standard Express(=JR東日本の標準形特急)」。
1997年10月のJR東日本ダイヤ改正より「フレッシュひたち」として運行を開始、翌12月までに485系を全て置き換えた。基本7両のみ、基本+付属の11両、基本×2の14両と利用実態に合わせて様々な編成が組まれていた。
塗装[編集]
E653系0番台では常磐線沿線の観光資源をモチーフにした5種類の塗装が採用された。このうち、オレンジパーシモン塗装は全て付属編成であり、基本編成は黄・赤・緑・青の車両がそれぞれ2編成ずつ存在していた。また、2022年から2023年にかけてE657系の一部編成がこれらの塗装に復刻され、鉄道ファンを大いに湧かせた。
- 黄色(イエロージョンキル) - ひたち海浜公園と水仙
- 赤色(スカーレットブロッサム) - 偕楽園と梅
- 緑色(グリーンレイク[注 1]) - 霞ヶ浦と帆船
- 青色(ブルーオーシャン) - 塩屋崎灯台と太平洋
- 橙色(オレンジパーシモン) - 袋田の滝と紅葉
転用[編集]
2012年から2013年にかけて後継のE657系が導入されるのに伴い、基本編成は1000番台へ、付属編成は1100番台へ改造工事を実施。新潟車両センターへ転属し、いなほ・しらゆきとして再スタートを切った。なお、この際の工事で基本編成のグリーン車が新設された。
2018年11月にはニイU-108編成が国鉄色に塗装変更のうえK70編成として勝田へ再転属、老朽化していた651系0番台の波動様編成を置き換えた。2023年9月には追加でニイU-102編成が水色に塗り替え、K71編成となって勝田へ里帰りした。現在はK70.71のどちらかが東大宮に常駐する体制がとられており、約3ヶ月毎に常駐交換が行われる。
出典[編集]
注釈[編集]
近い世代の特急型電車[編集]
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