国鉄207系電車
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国鉄207系電車(900番台)
製造所 | 川崎重工業 東急車輛製造 |
運用者 | 日本国有鉄道 東日本旅客鉄道 |
製造年 | 1986年 |
製造両数 | 10両(1編成) |
廃車年 | 2010年 |
最高運転速度 | 90Km/h(JR) 80Km/h(メトロ) |
設計最高速度 | 100Km/h |
電源方式 | 直流1500V |
保安装置 | ATS-SNATC-10 |
主電動機 | MT63 |
制御方式 | GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御 |
歯車比 | 99:14 |
台車 | DT50E TR235C |
主な走行路線 | 常磐緩行線 メトロ千代田線 |
主な運用 | 普通 |
所属車両 センター | 松戸車両センター(東マト) |
あだ名 | マト71 |
国鉄207系電車とは、日本国有鉄道が試作した鉄道車両である。
概要[編集]
北陸新幹線開業に向けたVVVFインバータ制御の量産に先駆け、在来線でも投入できないかと考えられ設計されたのが当形式である。当形式は常磐緩行線に投入されることが決定した。 理由としては
等が挙げられる。
当形式は先述の通り常磐緩行線に投入。東京メトロ内では省エネが目標だったため当形式も省エネ対策ができるように設計された。1986年11月のダイヤ改正から営業運転に投入された。
車両[編集]
車体[編集]
車両は205系をモデルとしており、205系と同じくステンレス車体を導入。前面には非常用の貫通扉を搭載した。そのため、どこか121系に似ている顔となっている。
落成・運用当初は国鉄が運用していたため「JNR」と書かれたマークが貼ってあった。後に分割民営化。JR東日本となった際には同所に「JR」のマークが掲げられている。
車内[編集]
車内は205系とほぼ同等となっている。オールロングシート車となっており、トイレの設備はない。
量産化に向けて[編集]
当編成は省エネ車であり様々な面で優れていたことから量産化される予定だった。
だが問題点も多く、機器の関係から雨天時の空転が多いことが課題として挙がった他、製造コストが通常の車両に比べかなり高く、常磐緩行線用の車両も足りていたことから量産化はされなかった。
終焉[編集]
2008年よりE233系2000番台が投入されたが、当編成は1本のみであったことなどから203系と比較して真っ先に代替対象となり、2010年1月5日をもって廃車され姿を消した。
関連ページ[編集]
- 国鉄205系電車 - 当車両のモデルとなった形式。
JR JR東日本の鉄道車両 |