JR東日本251系電車
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251系電車(251けいでんしゃ)とは、東日本旅客鉄道が保有していた特急型電車である。
概要[編集]
登場の経緯[編集]
1980年代から特急踊り子号には185系が使用されていた。しかし、185系は普通列車での運用も想定した形式だったので内装設備が少々見劣りする点があり、鉄道ファン以外からの評判は宜しくなかった。そんな状態を打開するために製造されたのが当形式である。
仕様[編集]
1990年にRE-1.2の2編成が、1992年にRE-3.4の2編成がそれぞれ登場。「スーパービュー踊り子」として運行を開始した。全車ハイデッカー構造とし、個室や子供向けプレイルームも設置。普通車は非リクライニングの4列シートだったが、グリーン車は3列で座席間隔も1300mm確保された。当初はオーディオユニットも設置していたが、のちに撤去されている。2002年よりリニューアル工事を開始し、塗装や車内仕様の変更が行われた。
引退[編集]
2004年にはホームライナーに進出するなど活躍の場を広げていったが、2010年代に入ると老朽化が深刻になり、ハイデッカー構造がバリアフリーでないとして問題視されるようになった。
この結果、2020年3月改正で「サフィール踊り子」ことE261系に置き換えられる形で定期運用から離脱。順次長野総合車両センターに廃車回送され、9月までに前車両が除籍解体された。E351系と同様保存車や譲渡車は出ていない。
なお、引退に際して旧塗装の復刻も検討されていたようだが、撮り鉄問題や新型コロナウイルスの流行で断念された模様。
近い世代の車両[編集]
- JR北海道キハ281系気動車 - JR北海道気動車
- JR東海371系電車- JR東海車
- JR東海キハ85系気動車- JR東海気動車
- JR東日本215系電車- 近郊用
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