JR東日本E259系電車
2010年ブルーリボン賞受賞車両 |
E259系電車(イー259けいでんしゃ)とは、東日本旅客鉄道が保有する特急型直流電車である。
概要[編集]
2010年7月に控えた京成成田空港線開業による乗客流出対策および成田空港の滑走路増設で見込まれる利用者増による輸送体質改善を名目に、253系の後継となる「成田エクスプレス」車両として登場した。車内外のデザインは253系から引き継がれた赤と黒主体のブランドイメージを継承しつつ、液晶ディスプレイやコンセント・Wi-Fiも完備した豪華仕様となっている。成田エクスプレスの普通車では初となる[1]、回転式クロスシートも採用された(遅すぎだろ)。床下機器はE233系3000番台と同等のものが採用された。とは言え、割高なA特急料金を頑なに維持しているせいかデビュー時から空気輸送状態が続いており、2020年12月に営業運転を開始したE235系1000番台のグリーン車の方が設備が同レベルの上に安いためわざわざE259系に乗車するのは富裕層かみどりの窓口の係員に勧められるがままに特急券を購入してしまった外国人くらいである。
鎌倉車両センターへ新製配置され、2010年3月から7月にかけて253系の運用を全て置き換えた。2020年には新型コロナウイルス感染拡大による「成田エクスプレス」減便で大量の余剰車両が発生したため、両国駅で留置してテレワーク用に解放する実証実験も行われた。
2023年5月から翌年3月にかけて、『空港アクセスに限らない』多目的な利用を想定した塗装変更も実施したが、ファンからは「冷蔵庫」「銀歯」の蔑称で呼ばれている。2024年3月のJR東日本ダイヤ改正より「しおさい」にも運用を拡大し、255系を置き換えた一方で、中央線内での定期運用が消滅した。また、これに前後して座席カバーの交換や「✈︎NEX」ロゴの撤去も行なっているようである。
近い世代の特急型車両[編集]
近い世代のJR東日本車[編集]
注釈[編集]
- ↑ 253系は、特急なのにボックスシートだった。
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