JR東日本GV-E197系気動車

蓮田駅停車中のTS04編成

GV-E197系気動車(ジーブイ-イー197けいきどうしゃ)とは、東日本旅客鉄道が運用する事業用気動車である。

概説[編集]

それまで機関車と貨車が担ってきたバラスト輸送を置き換えることを目的に製造された。機回しの手間を省くことで輸送の効率化を図っているほか、育成に時間がかかる機関士を用意する必要が無くなる。

2021年に量産先行車のTS01編成が登場、各線区で入念な試運転を実施した。23年度からは量産車の製造が始まり、2024年 2月より小野上工臨で運用を開始した。現在は水戸・郡山・秋田・尾久・高崎などの拠点駅に1-3編成が常駐する体制がとられており、DD51形・DE10形・ED75形・EF65形を順次置き換えている。

なお、電気・ディーゼル機関車を使用して運行されるSLぐんまの運行体系がどうなるのかは今のところ不明。

構造[編集]

詳細は「JR東日本E493系電車#概説」を参照

1編成辺り牽引車(GV-E196形)2両とホッパ車(GV-E196形)4両の計6両で構成されている。ただし、牽引車のみでの運転も可能で、非電化区間での入替や配給に使用することが出来る。

主電動機はMT82形を採用し、1編成あたりの定格出力は440kWとなっている。

編成表[編集]

編成番号	GV-E197	GV-E196	GV-E196	GV-E196	GV-E196	GV-E197	新潟出場甲種
TS01	1	1	2	3	4	2	2021/1/20
TS02	3	5	6	7	8	4	2023/6/27
TS03	101	9	10	11	12	102	2023/8/29
TS04	103	13	14	15	16	104	2023/10/17
TS05	105	17	18	19	20	106	2023/11/17

関連項目[編集]

表･話･編･歴

JR JR東日本の鉄道車両

客車

特急型(寝台含む)	14系(14形・15形)^廃 - 24系(24形・25形) - E26系
急行型	12系*
一般型客車	50系^廃 - 旧型客車

気動車

特急型	なし
急行型	キハ58・キハ28*^廃
一般型	キハ40・キハ47・キハ48(・2代目) - キハ52^廃 - キハ30・35・36^廃 - キハ37^廃 - キハ38^廃 - キハ45^廃 - キハ100・キハ110 - キハE120・キハE130 - キハ141^廃

電車

直流

特急型	183系・189系^廃 - 185系 - 251系^廃 - 253系（1000番台）^{0番台は引退済み} - 255系 - E257系 - E259系 - E261系 - E351系^廃 - E353系 - 651系（クハ651-1001）
急行型	165系・167系・169系^廃 - 157系
近郊型	111系・113系^廃 - 115系（クモハ115-1030） - 123系^廃 - E129系 - E131系 - 211系 - E217系 - E231系1000番台 - E233系3000番台
通勤型	旧型国電 - 101系^廃103系^廃 - 105系^廃 - 107系^廃 - E127系 - E131系 - 201系（クハ201-1） - 203系^廃 - 205系(・500番台^廃) - 207系900番台^廃 - 209系 - 215系^廃 - E231系（1000番台除く） - E233系（3000番台除く） - E235系 - 301系^廃