新幹線E6系電車
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E6系電車(イー6けいでんしゃ)とは、JR東日本が秋田新幹線用に設計・開発・保有する新幹線車両である。
概要[編集]
秋田新幹線では、1997年の開業以来E3系にて運行されてきたが、東京 - 秋田間にて4時間以上かかっており、秋田県から速達化の要望が多数出ていた。しかし、秋田新幹線は仙岩峠をはじめとした難所が多数存在しており、盛岡以西での速度向上は望めない状況であった。他方、盛岡以南でははやての新設や、360km運転を目指した試験車両の導入により、さらなる所要時間の短縮が見込まれた。この試験車両をもとに作られたのが、E5系である。E5系は宇都宮 - 盛岡間で320km運転を実現し、東京 - 仙台間で20分程度の所要時間短縮に成功した。これを踏まえ、時速320km対応の新在直通新幹線を開発する運びとなり、その流れで登場したのが、本系列である。
特徴[編集]
全身のE3系は6両編成で運行されていたが、本系列は先頭部の流線型の長さが増加したことにより、編成全体の定員数が減少することが見込まれた。そのため、本系列では7両編成での運行となった。運行前にホームおよび行き違い箇所の有効長が延長された。特にスイッチバック構造の大曲駅では、車止めの位置を変更するなど、大規模なものになった。
運用[編集]
東北・秋田新幹線のこまちの全列車のほかに、やまびこ・なすのの一部列車にも使用される。
東北新幹線内では、原則として10両編成のE5系・H5系を併結して17両編成で運行される。
関連項目[編集]
JR JR東日本の鉄道車両 |