新幹線単独駅

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新幹線単独駅(しんかんせんたんどくえき)とは、新幹線路線単独の改札を有する駅で、在来線をはじめとする鉄道路線が通っていないか乗換改札を有していない駅のことを指す。

新幹線単独駅の一覧[編集]

東北新幹線[編集]

宮城県白石市に所在。やまびこのみ停車。東北新幹線の単独駅だが、駅から1.5km離れた箇所に東北本線白石駅があり、両駅は徒歩20分程度で連絡できる。
宮城県栗原市に所在。駅名は栗駒山が由来。東北新幹線の単独駅。用地確保や距離の都合から、当時営業中だったくりはら田園鉄道との接続駅はできず、駅から最も近い在来線の駅である東北本線新田駅とは8.5kmほど離れている。また中心街からも6kmほど離れており、市役所などへのアクセスにはバスへの乗り換えが必要となる。
岩手県奥州市に所在。駅から最も近い在来線の駅である水沢駅とは、北上川を挟んでおよそ5km離れている。
青森県七戸町に所在。南部縦貫鉄道と接続する計画があったが、こちらは、野辺地付近の賃借契約がこじれ、2002年平成14年)に路線ごと廃線となり、計画も白紙になった惜しい駅である。近くには十和田観光電鉄も通っていたが、こちらも廃止されている。最も近い在来線の駅は青い森鉄道(旧:東北本線)の上北町駅。町の中心地からは3km離れている。

上越新幹線[編集]

埼玉県本庄市に所在。駅名の通り、付近には早稲田大学の関連施設や早稲田大学本庄高等学院が設置されている。高崎線本庄駅から3km離れており、両駅や早稲田大学の各施設を結ぶバス路線が運行されている。
群馬県みなかみ町に所在。駅から最も近い在来線の駅である後閑駅とは3kmほど離れており、水上温泉の中心街である水上駅については10kmほど離れている。なお、上毛高原という名称は存在しない地名や通称で、地元の駅名をめぐる調整がつかなかったため当時の仮称がそのまま使用されているが、平成大合併で駅名を改称した新山口駅のように駅名を改称してこの問題に決着をつけようとする動きがある。

北陸新幹線[編集]

群馬県安中市に所在する、日本屈指の新幹線単独駅。北陸新幹線(高崎 - 金沢間)で唯一の新幹線単独駅。駅から最も近い在来線の駅である信越本線安中駅磯部駅とは7km離れており、また山奥に位置しているため、そのアクセスの悪さで名が知られている。安中駅からはJRバスが発着している。

東海道新幹線[編集]

静岡県富士市に位置。東海道新幹線で唯一の新幹線単独駅。東海道本線富士駅とは1kmほど離れているが、市街地に位置するため極端にアクセスが悪い訳ではない。貨物線が近接し、身延線の一部として旅客線化も検討されたがボツに。せめて岳南江尾駅に近づけるべきではなかったのだろうか

山陽新幹線[編集]

広島県尾道市に所在。山陽本線尾道駅・尾道市街地とは3kmほど離れており、尾道駅とはバスでの連絡となる。ここも七戸十和田駅同様、私鉄線が廃止された遥か後に新幹線駅が開業した。
広島県東広島市に所在。トンネルの関係から市街地から南東に大きく外れた位置にあり、山陽本線西条駅とは6km離れている。公共交通は西条駅もしくは呉線竹原駅から芸陽バス。

九州新幹線[編集]

福岡県大牟田市に所在。駅から最も近い在来線の駅である鹿児島本線吉野駅西鉄天神大牟田線倉永駅とは3km離れている。また、大牟田市街地とは7kmあり、バス連絡で30分ほどを要する。
熊本県玉名市に所在。鹿児島本線の玉名駅とは3km離れており、中心地とはバスで20分でのアクセスとなる。

西九州新幹線[編集]

佐賀県嬉野市に所在。付近に在来線は全く通っておらず、最も近い長崎本線肥前鹿島駅大村線彼杵駅とは10km離れている。周辺は、2022年9月の西九州新幹線開業前まで、90年近く鉄道空白地帯であった。

近接路線がある例・実質的な単独駅状態の例[編集]

木古内駅
並行在来線分離で、JR駅としては新幹線単独駅となった駅。
奥津軽いまべつ駅
青森県今別町の今別市街の東外れに所在する北海道新幹線鉄道駅。管轄会社と駅名こそ異なっているが、津軽線津軽二股駅が隣接している。津軽線との乗換にも津軽線の元の利用者が少ないため、駅の一日の利用者数は50人未満と新幹線駅の中で最も少ない
いわて沼宮内駅
並行在来線分離で、JR駅としては新幹線単独駅となった駅。
新花巻駅
在来線駅が無人のため、新幹線改札しかない「準単独駅」ともいえる存在。
燕三条駅
在来線駅が完全無人のため、新幹線改札しかない「準単独駅」ともいえる存在。
佐久平駅
在来線駅が無人のため、新幹線改札しかない「準単独駅」ともいえる存在。
軽井沢駅
並行在来線分離で、JR駅としては新幹線単独駅となった駅。
上越妙高駅
並行在来線の惜しい距離での分離で、JR駅としては新幹線単独駅となった駅。ただし、同駅で接続するえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン(旧・JR信越本線)ではJR特急のしらゆきが停車する。
新高岡駅
在来線駅が無人のため、新幹線改札しかない「準単独駅」ともいえる存在。
三河安城駅
在来線駅と管轄会社も駅名も同じだが、新幹線改札は単独で奥津軽いまべつ駅のように新在乗換改札が無い「準単独駅」ともいえる存在。加えて、普通列車しか停車しないため、周辺の在来線沿線は名古屋駅から「のぞみ」に乗った方が東京方面が速い地域が多く、乗換駅としての体をほぼなしていない。正直、名鉄西尾線との交点に新幹線駅作った方が、西尾市という100%乗客捕捉可能な地域を作れただけ、まだマシだったように思える
岐阜羽島駅
岐阜県羽島市に所在する東海道新幹線の鉄道駅で、開業時は在来線駅を併設しない初めての単独駅だった。名鉄羽島線新羽島駅が近接している。付近にJRの在来線は通っておらず、最も近いJR在来線の駅は10km以上離れた大垣駅尾張一宮駅で、大垣駅へは現在もバスが運行されている。
黒部宇奈月温泉駅
富山県黒部市に所在する北陸新幹線の鉄道駅。富山地方鉄道新黒部駅と隣接している。詐欺駅としても有名。
新神戸駅
神戸市の山裾にある山陽新幹線の鉄道駅。地下鉄が延びるまで三ノ宮駅まで徒歩かバス連絡が必要な典型的な新幹線単独駅だった。
新岩国駅
山口県岩国市に所在する山陽新幹線の鉄道駅。錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅が近接している。駅から最も近いJR在来線の駅である岩徳線川西駅とは3km、山陽本線の岩国駅とは7km離れている。
筑後船小屋駅
在来線駅とは約50m離れているやや残念な駅。このせいで上記三河安城駅と同様、新在乗り換え改札はない。
新水俣駅出水駅
並行在来線分離で、JR駅としては新幹線単独駅となった九州新幹線の駅。
新大村駅
在来線駅が無人のため、新幹線改札しかない「準単独駅」ともいえる存在。

今後開業する予定の新幹線単独駅[編集]

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関連項目[編集]