高岡駅
たかおか
Takaoka
所属事業者 | あいの風とやま鉄道 |
路線 | あいの風とやま鉄道線 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面4線 |
開業 | 1898年1月2日 |
所在地 | 富山県高岡市下関町6-1 |
電報略号 | タカ |
高岡駅(たかおかえき)は、富山県高岡市下関町にある、あいの風とやま鉄道・西日本旅客鉄道(JR西日本)・万葉線の鉄道駅 (旅客駅)である。万葉線は「駅」も正式停留場名に入り、高岡駅停留場(たかおかえきていりゅうじょう)となる。
概要[編集]
高岡市中心部の高岡台地に位置する。当初は、谷底平野である現在の高岡市立博労小学校付近に建設される予定だったが、集中豪雨による河川の氾濫で枕木やレンガ、電信施設といった資材が流され、標高の高い現在地にある射水郡下関村に建設地を変更され、それまでは、現在の新高岡駅付近に下黒田駅を仮駅として営業した。
旧国鉄(JR、あいの風)では、高岡市の中心街に最も近い駅だが、旧市街の中心は万葉線の片原町停留所周辺である。高岡駅からは、15分間隔で電車が運行している。
かつては、特急サンダーバード、はくたか、しらさぎ、北越の全列車が停車し、大阪・名古屋方面、越後湯沢・直江津、新潟方面双方へのアクセスに便利な駅であったが、北陸新幹線開業以降、その地位を新高岡駅に譲ることとなり、福岡・富山方面や石動・津幡方面のローカル列車中心の駅となった。
あいの風とやま鉄道・JR西日本[編集]
現在は普通列車とあいの風ライナーのみ停車する。
島式ホーム3面、単式ホーム1面の4面7線の橋上駅である。右上に貼ってあるテンプレートは誤りである。各ホームはエスカレーターが敷設された跨線橋で結ばれている。エレベーターも設置されている。
番線 | 使用線区 |
---|---|
1 | 城端線 |
2 | 城端線、あいの風とやま鉄道下り |
3 | あいの風とやま鉄道上り待避、あいの風とやま鉄道下り始発 |
4 | あいの風とやま鉄道上り |
5 | あいの風とやま鉄道下り |
6 | あいの風とやま鉄道下り待避、氷見線 |
7 | 氷見線 |
ホーム番線は城端線から振ってあるのは、城端線の前身である中越鉄道が最初に開業したためである。かつては氷見線ホームは北東部に離れた頭端式ホームであった。現在、この地にはビジネスホテルが存在する。
また、両線はかつて直通運転をしていたが、駅構内の改良工事のため、直通できなくなった。大正時代に高架で北陸本線を越える計画もあったが、資金難で頓挫した。このほかに、転車台、テルハも存在したが、いずれも2015年頃まで撤去されている。転車台の跡地は有料駐車場となっている。4番線と5番線の間にはホームのない待避線があり、貨物列車の待避、入れ替えに使用される。
現在の駅舎は4代目で、それまでは明治時代の木造平屋建和風駅舎、大正時代の木造平屋建ドイツ風駅舎(後に一部二階建て木造増築)、1966年の鉄筋コンクリート3階建て(一部5階建てステーションデパート入居、高岡市では初めてエスカレーターが登場した。エスカレーターに慣れない客が履き物を脱いでエスカレーターに乗るなどして、エスカレーターガールがエスカレーターの使用方法を客に教えていた。)駅舎であった。
万葉線[編集]
2面2線の地上駅。のりばは3番まである。
歴史[編集]
- 1948年 - 地鉄高岡停留場として開業
- 1959年 - 新高岡停留場に改称
- 1979年 - 高岡駅前停留場に改称
- 2014年の移転に伴い、駅名を高岡駅前停留場より改称。
高岡機関区[編集]
国鉄時代には駅南東部に機関区が存在した。現在は城端線、氷見線の気動車区となっている。駅南西部には救援車スエ71が存在した。この車両は同一車番で一度車両が振り替えられていて有名であった。
ダイヤ[編集]
- 加越能鉄道万葉線 片原町方面
- 路面電車が、毎時4本発車する。
- あいの風とやま鉄道 富山・魚津方面
- 快速「あいの風ライナー」が、夕方に限り発車する。魚津など県東部へ行くには便利。
- 普通列車は、毎時2本発車する。
- JR城端線 二塚方面
- 普通列車が、毎時1本発車する。なお、あいの風鉄道と比較して駅間が短めである。
- あいの風とやま鉄道 福岡・金沢方面
- 快速「あいの風ライナー」が、朝・夕方に限り発車する。金沢へ行くには便利。
- 普通列車は、毎時1本発車する。
- JR氷見線 伏木方面
- 普通列車が、1-2時間に1本発車する。なお、あいの風鉄道と比較して駅間が短めである。
窓口[編集]
あいの風とやま鉄道が管理している。JR全線の乗車券、指定席券、企画乗車券が購入できる。
沿革[編集]
- 1937年 - 一等駅となる。
詳細は「等級制度」を参照
- 1986年10月31日貨物、荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年4月1日国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の鉄道駅 (旅客駅)となる。
- 2015年3月14日北陸新幹線開業による在来線経営分離により、北陸本線駅があいの風とやま鉄道所属となる。
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貨物[編集]
- 貨物施設跡地は立体駐車場となった。
バス停留所[編集]
高岡駅前バス停留所と称する。上屋とベンチがある。
- 1番線
- 新高岡駅、済生会高岡病院前バス停留所
- 2番線
- 小牧バス停留所、高岡法科大学前バス停留所
- 3番線
- 氷見市民病院前バス停留所 (仏生寺バス停留所経由)、国吉バス停留所、石動駅前バス停留所
- 4番線
- 脇バス停留所、氷見市民病院前バス停留所 (新守山バス停留所経由、伏木駅前バス停留所経由)、富山高専バス停留所
- 5番線
- 富山駅前バス停留所
- 6番線
- 厚生連高岡病院前バス停留所
- 7番線
高岡駅南口バス停留所[編集]
南口にあるバス停留所。
駅弁[編集]
2019年6月を以って販売を終了している。同年3月に販売していた駅弁は下記の通り。
- ますぶりすし重ね(2,800円)
- ますのすし(二重)(2,700円)
- 特選ますのすし(1,800円)
- ぶりのすし(1,500円)
- ますのすし(一重)(1,400円)
- 富山味づくし(1,200円)
- 富山湾弁当(1,000円)
- ますのすし小丸(900円)
- ぶりのすし小箱(850円)
- ますとぶり小箱(850円)
- つるぎ(850円)
- ますのすし小箱(800円)
- 三色ちらし弁当(700円)
周辺の施設[編集]
- 富山県道23号高岡停車場線
- 富山県道58号高岡小杉線
- 富山県道247号中川南町線
- 高岡市立高岡看護専門学校
- 富山県立志貴野高等学校
- 高岡駅前郵便局
- 富山銀行本店
- 北陸銀行高岡支店
- 瑞龍寺
- 高岡古城公園
かつて存在した宿泊施設[編集]
その他[編集]
- 富山地方鉄道立山駅、宇奈月温泉駅との間で自動券売機で乗車券が購入可能な連絡運輸を実施している。
- 周辺には多くのビジネスホテルや旅館がある。21世紀初頭には旅館も多かったが、急激に減少した。
- 駅構内には高岡駅発車メロディーの楽譜、演奏の手順が書かれたおりんが設置されており、手順通りにおりんを演奏すると高岡駅の発車メロディーを演奏することができる。
関連項目[編集]
隣の駅[編集]
外部リンク[編集]
- 高岡駅 - あいの風とやま鉄道
- 高岡駅時刻表(越ノ潟ゆき) | 万葉線株式会社
- クルン高岡
エンペディア 節目の記念記事 |
あいの風とやま鉄道線の駅一覧 |
城端線の駅一覧 |
氷見線の駅一覧 |