富山地方鉄道
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富山地方鉄道(とやまちほうてつどう)は、富山県富山市にある鉄軌道事業者、バス事業者である。略称は富山地鉄(とやまちてつ)もしくは地鉄(ちてつ)。
概要[編集]
鉄道事業は、電鉄富山駅と宇奈月温泉駅を結ぶ本線、寺田駅と立山駅を結ぶ立山線、稲荷町駅と南富山駅を結ぶ不二越線、南富山駅と岩峅寺駅を結ぶ上滝線(不二越線と上滝線は一体運用されており不二越・上滝線となっている)の鉄道4路線を有している。他に富山市内に軌道線を有し、2020年2月の富山ライトレール合併で富山港線を事実上軌道線の支線化した。
かつては、黒部支線(黒部駅〜電鉄桜井駅)、射水線、笹津線の3路線を有していたがいずれも1980年(昭和55年)までに廃止されている。
バス事業は、富山市および県東部において路線バス、県外各地に高速バスを運行している。 総路線距離は100.7kmと、地方民鉄の中では最も長い。
戦中から戦後の事業展開は1981年まで存命だった佐伯宗義のリーダーシップによるところが大きく、これが大手私鉄の傘下に入った隣県の北陸鉄道との社勢の差となっている。
筆頭株主は立山黒部貫光で、富山地方鉄道とは相互に筆頭株主の関係になっている。株の保有高は、その後に富山県、北陸電力、みずほ銀行が続く。
鉄軌道路線[編集]
- 鉄道線
- 軌道線
- 車両
詳細は「富山地方鉄道の鉄道車両」を参照
バス事業[編集]
一般路線[編集]
富山市から放射状に路線を伸ばしており、東は滑川駅、西は高岡駅、南は猪谷駅、北は水橋駅まで営業。かつては、神岡町(現・飛騨市)への路線も存在した。このほかに、電鉄魚津駅と、電鉄黒部駅から路線を伸ばしている。
高速バス[編集]
富山駅から東京駅、高山駅、名古屋駅、金沢駅、大阪駅とを結んでいる。富山県内では城端駅を結んでいる。