ホームドア
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ホームドアとは、駅のホームに設置される可動部分のある防護柵である。
概要[編集]
人や物の線路への落下を防ぐために設置され、ドアの部分は列車が来た場合だけ開いて乗降が出来るようになっている。
近年設置駅が増えており、全駅への設置を前提にワンマン運転を行う場合もある。
日本では交通バリアフリー法によって2000年以降新規路線にて設置が義務化されている。
メリット・デメリット[編集]
メリット[編集]
わざと乗り越えようとしない限り転落の可能性はほぼ0%になり、泥酔などによるホーム転落を抑止できるなどのメリットを持つ。
デメリット[編集]
運行上のデメリットの方が大きくなってしまう事例がある。
- 開閉のための時間が伸びて所要時間の増加を生む。
- 3ドアと4ドアの併存・車両長の違いなどで開口位置が合わないのを理由に転属・廃車となるケースもある[1]。
- オーバーランでもしようなら列車に乗れなくなってしまうため、自動列車運転装置(ATO)や定位置停止装置(TASC)を設置して停車位置誤差を少なくする必要がある。
- 非常時にホームドアがすぐに開かないために、緊急時の避難に手間取る場合がある。[2]
タイプ[編集]
一般的な物[編集]
- 可動式ホーム柵
- 一般的なタイプ。
- 海外では結構身長ぐらいあるのだが、日本では車掌の視認性の考慮から腰から胸程度の高さが多くなっている。
- フルスクリーン型
- 天井まで覆っているタイプ。
- 設置費がかさむ事からも導入例が少ない。大体は海辺の路線や、新交通システムの路線で導入されている。
- 昇降式
- 最も安く、開口部を広くしやすい。
- そのため多くのタイプの車両が走る路線に向いているが、登りやすいので安全面はかなり劣る。
特殊な物[編集]
- バー構造軽量型
- JR九州が音楽館の助言を基に作成した。九大学研都市駅での実験稼働を行い、その後2021年3月13日より筑肥線下山門駅 - 筑前前原駅間で本格導入されている。
- スマートホームドア
- JR東日本が開発した。
- 軽量でホームの補強工事が必要なく、設置工期を短縮可能な事から、2018年以降多くの駅で用いられている。
- どこでもドア
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- 三菱重工が開発した。
- ドア部分が移動するので柔軟に開口位置を変更できる。
- 可変式フルスクリーンホームドア
- JR西日本テクシアとナブテスコが開発した。
- ドア部分に加え戸袋部分も移動し昇降式よりも幅広いドア位置に対応できる。
- また戸袋部分にはモニターが、本体上部にはLEDが設置されている。
- 現在大阪駅21番のりばに設置されている。
- 下降式
- 逆転の発想。まさかの支柱以外全てが下降し、停止位置やドア位置がずれても一切問題ないのでATC等を導入しなくて良い。
- 近畿日本鉄道が開発している。
- 時間がかかるようなので入線と同時に下がり始め、出発と同時に上がるようだ。
開閉方法[編集]
自動[編集]
手動[編集]
車掌がホームドアスイッチを操作して開閉する。
脚注[編集]
関連項目[編集]
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