北越 (列車)

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北越
Hokuetsu
JR East 485-3000 Rapid Fairway 2007.jpg
使用車両の一つであった485系3000番台。
種別特急
運行事業者国鉄
JR西日本
JR東日本
走行路線白新線
信越本線
北陸本線
起点駅金沢駅
終着駅新潟駅
使用車両485系
運行開始年1970年
廃止年2015年

北越(ほくえつ)は、北陸本線信越本線を運行していた在来線特急列車。愛称は「北陸」と「越後」の合成とされる。またこの記事では、同区間を走行したかがやきについても記述する。

概要[編集]

大阪万博の際に臨時列車として登場した。1978年9月まで大阪駅新潟駅間の長距離特急メインであった。上越新幹線開業後は新幹線接続特急の一翼を担い、ほくほく線開業後は金沢・富山と新潟の県庁所在地連絡を使命としたように時代に応じて役割を変えた特急列車である。

北陸新幹線の開業で新設のしらゆきに役目を譲る形で廃止され、金沢・富山と新潟の鉄道往来は最低1回の乗り換えが必要となった。

なお、エル特急に指定されたことはない。

歴史[編集]

  • 1970年 - 大阪〜新潟間の昼行特急の愛称として命名。
  • 1973年 - 金沢〜新潟間の区間運転の特急が増発された。
  • 1978年 - 大阪〜新潟間の系統は「雷鳥」(通称:新潟雷鳥)となる。金沢駅〜新潟間の1往復。
  • 1982年 - 上越新幹線開業で、上越線経由の「はくたか」の長岡駅〜金沢間を吸収⇒3往復。
  • 1985年 - 福井 - 青森間「白鳥1、4号」を系統分割し、福井発着1往復を増発。加えて、「よねやま」格上げと「白山」系統分割で1往復増発⇒5往復。
  • 1988年 - 停車駅を絞ってスピードアップした「かがやき」を2往復新設⇒北越5往復+かがやき2往復。上越新幹線は東海道新幹線よりも座席確保がしやすいことから、東京 - 北陸間のメインルートになった。
  • 1989年 - かがやきを増発⇒北越5往復+かがやき4往復。
  • 1991年 - 福井発着のかがやきを1往復増発⇒北越5往復+かがやき5往復。
  • 1992年 - 和倉温泉駅発着のかがやきが登場⇒北越5往復+かがやき6往復。
  • 1997年 - 北越急行ほくほく線開業で北越は減少、かがやきは廃止し、金沢〜新潟間のみに戻る。⇒北越2往復
  • 2001年 - 「雷鳥」、「白鳥」の系統分割⇒5往復。
  • 2015年 - 廃止。直江津以西は新幹線はくたかに、直江津以東は特急しらゆきに実質置き換えられた。

停車駅の変遷[編集]

改正日
\駅名
金沢駅 津幡駅 石動駅 高岡駅 小杉駅 富山駅 滑川駅 魚津駅 黒部駅 入善駅 泊駅 青海駅 糸魚川駅 能生駅 直江津駅 柿崎駅 柏崎駅 長岡駅 見附駅 東三条駅 加茂駅 新津駅 新潟駅 備考
1978年
10月改正
一日
1往復
運行
1982年
11月改正
2 2 4 2 4 2 1 一日
3往復
運行
2014年
3月改正
2 3 2 4 8 4 4 一日
5往復
運行
:全列車停車
2:一部停車、一部通過。中の数字は停車本数(上下合計)
:通過

関連項目[編集]


日本海縦貫線の主なJR旅客列車
青森 - 秋田 - (盛岡) つがる / かもしか / たざわ / リゾートしらかみ / 深浦
秋田・山形 - 新潟 いなほ / べにばな / 海里 / きらきらうえつ
青森・新潟 - 東京 出羽鳥海あけぼの / とき / ムーンライトえちご / マリンブルーくじらなみ号
石川・富山 - 東京 白山 / 北陸 / 能登
新潟県内 しらゆき / 信越 / 越乃Shu*Kura・ゆざわShu*Kura・柳都Shu*Kura / SL村上ひな街道号 / えちごトキめきリゾート雪月花 / くびき野 / 信越
新潟 - 富山・石川 かがやき / はくたか / 北越
富山 - 石川 - 福井 あいの風ライナー / おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス / ダイナスター / IRおでかけ号・百万石まつり号 / 一万三千尺物語 / ホリデーライナーかなざわ
石川・富山 - 東海道 しらさぎ / 加越 / きらめき
新潟・石川 - 大阪 サンダーバード / 雷鳥 / きたぐに / つるぎ / ゆぅトピア和倉
北海道・青森 - 大阪 トワイライトエクスプレス / 日本海 / 白鳥 / 全農号
そのほかの列車 TRAIN SUITE 四季島団 / カシオペア紀行団 / SL北びわこ号
関連項目 シュプール号 / ひだ / 能登かがり火
印は現在も日本海縦貫線内で運行されている定期列車印は現在も日本海縦貫線内で運行されている臨時列車印は現在も日本海縦貫線内で運行されている団体専用列車印は現在は新幹線列車愛称として使用されている列車