1199年
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1199年(せんひゃくきゅうじゅうきゅう(く)ねん)は、1100年代の99年目のことであり、日本の元号では建久10年であったが4月27日に正治元年と改元される。日本の天皇は土御門天皇である。鎌倉幕府の征夷大将軍は初代将軍・源頼朝であったが1月13日に死去して不在となった。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 源頼朝が死去(53歳)。征夷大将軍は不在となる(嫡子の頼家が家督を相続する)。
- 2月 - 石清水八幡宮が火災に見舞われ、釈迦堂などが焼失する。
- 3月 - 幕命により後藤基清の讃岐守護職が解任され、近藤国平が後任の讃岐守護となる。源頼家は基清を神宮領遠江・尾張・三河諸国6か所の地頭職に留任させる。文覚が佐渡に流罪に処される。
- 4月 - 源頼家が新たに問注所を建立する。北条政子の命令により頼家の親政が停止され、北条時政ら13人らの合議に移行する(13人の合議制)。幕府が東国の地頭に荒野を開墾させる。文覚の旧領が院近臣に与えられる。
- 7月 - 京都で疫病が流行する。
- 8月 - 重源が東大寺法華堂(三月堂)を修造する。
- 9月 - 幕府が諸国の守護に京都大番を催促させる。
- 11月 - 源頼家が比企能員の屋敷に臨み、蹴鞠を行なう。
- 12月 - 千葉氏・三浦氏などの御家人が頼家に迫って梶原景時の追放を求め、実現させる(梶原景時の変)。小山朝政が播磨守護に任命される。
- 月不明 - 東大寺南大門が上棟する。