1177年
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1177年(せんひゃくなな(しち)じゅうなな(しち)ねん)は、1100年代の77年目のことであり、日本の元号では安元3年であったが8月4日(ユリウス暦8月29日)に改元が行なわれて治承元年となる。日本の天皇は第80代天皇・高倉天皇である。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 平重盛が左大将、平宗盛が右大将を兼務の形で任命される。
- 3月 - 平重盛が内大臣に任命される。
- 4月 - 比叡山延暦寺の僧兵が加賀守の藤原師高を強訴し、師高は尾張に流罪とされる。京都で大火事が起こり、内裏や邸宅・民家などが焼ける。
- 5月 - 天台座主の明雲が伊豆に流罪とされるが、延暦寺の僧兵により明雲は粟津で奪われ保護される。源行綱により藤原成親らによる陰謀が平清盛に密告される(鹿ヶ谷の陰謀)。
- 6月 - 平清盛が鹿ヶ谷の陰謀に関与していた藤原師光(西光)を処刑する。さらに藤原成親を捕縛して備前に、藤原成経・平康頼・俊寛らを鬼界島に流す。清盛の命令で尾張に流罪にされていた藤原師高が殺害される。
- 7月 - 平清盛の命令により備前に流されていた藤原成親が殺害される(40歳)。讃岐院と諡号を贈られていた崇徳天皇に崇徳院の諡号が贈られる。藤原頼長に対して正一位太政大臣が贈位される。
- 9月 - 後白河法皇が熊野に御幸する。
- 12月 - 京都で盗賊が横行する。蓮華王院五重塔が落成する。
- 月不明 - 高蔵寺薬師堂が完成する。