1163年
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1163年(せんひゃくろくじゅうさんねん)は、1100年代の63年目のことであり、日本の元号では応保3年であったが3月29日(ユリウス暦5月4日)に改元が行なわれて長寛元年となる。日本の天皇は第78代天皇・二条天皇である。
日本の出来事[編集]
- 2月 - 京都で大火事が起こり、民家など150戸が焼ける。
- 3月 - 比叡山延暦寺の要請により、園城寺の僧侶が南都小乗戒壇で受戒することが禁止され、延暦寺の大乗戒壇で受戒することにされる。
- 4月 - 儒者に対して伊勢神宮や熊野の神が同体であるかどうかを勘申させる。
- 6月 - 延暦寺の僧兵が園城寺を焼き払う。紀伊守の源為長が高野山に寄進を行なって荒川荘焼却の罪を贖う。
- 7月 - 紀伊の荒川荘と田仲吉中荘の境界が定められる。延暦寺の僧兵が入京して乱暴し、興福寺の僧兵が別当の恵信僧正を追放した上にその房舎を焼く。このため、恵信僧正は自分に味方する僧兵を集めて抵抗する。
- 11月 - 近衛天皇の遺骨を知足院本堂から鳥羽東殿美福門院の塔に移す。
- 月不明 - 『観祐本高僧図像』が完成する。