1181年
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1181年(せんひゃくはちじゅういちねん)は、1100年代の81年目のことであり、日本の元号では治承5年であったが7月14日(ユリウス暦8月25日)に改元が行なわれて養和元年となる。ただし源氏政権側ではこの元号は使用されず引き続き治承5年が用いられた。日本の天皇は第81代天皇・安徳天皇である。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 高倉上皇が崩御する(21歳)。京都の人家が平氏の宿舎に使用されることが決定される。東大寺・興福寺の荘園が没収される。熊野の僧兵により志摩や伊勢の海浜で略奪が行なわれる。後白河法皇の院政が再開される。
- 閏2月 - 平清盛が熱病により死去する(64歳)。跡を息子の平宗盛が継承する。
- 3月 - 東大寺や興福寺の没収した荘園を元に戻す。平重衡が墨俣川の戦いで源行家を破る。
- 4月 - 京都における餓死者が道にあふれる。
- 9月 - 源義仲が越前水津において平通盛の軍勢に勝利する。
- 10月 - 京都で強盗が横行する。東大寺大仏の螺髪の鋳が始められる。
- 月不明 - 『鴨長明集』が完成する。養和の大飢饉で多数の餓死者が出る。