1191年
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1191年(せんひゃくきゅうじゅういちねん)は、1100年代の91年目のことであり、日本の元号では建久2年である。日本の天皇は第82代天皇・後鳥羽天皇である。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 源頼朝が平氏から没収した領地に地頭がまだ就任していない土地があるため、平盛時や武藤資頼らに命じて伊勢・志摩に巡検使を派遣する。
- 2月 - 源通親(土御門通親)の検非違使別当が罷免され、源頼朝の妹婿である一条能保が後任として就任する。
- 3月 - 鎌倉で大火事が起こり、幕府中枢や鶴岡八幡宮の多くが焼ける。
- 4月 - 比叡山延暦寺の僧兵が強訴を行ない、それを理由に源頼朝の家臣である佐々木定綱の一族が流罪になる。
- 7月 - 栄西が日本に帰国して禅宗(臨済宗)を開始する。
- 10月 - 源頼朝が稲村崎で小笠懸を行なう。
- 11月 - 京都における強盗数十人が関東に送られ、流罪にされる。
- 12月 - 源頼朝が鶴岡八幡宮の楽人を上洛させて多好方に学ばせる。
- 閏12月 - 源頼朝が後白河法皇の宣旨により畿内・西海道の地頭に東大寺の柱材などを運送させる。後白河法皇が重病に倒れ、崇徳天皇・安徳天皇・藤原頼長らが祀られて怨霊を鎮めようとする儀式が行われる。
- 月不明 - 東寺十二天像屏風が完成する。