JR東日本719系電車
(719系から転送)
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719系電車は、JR東日本の交流型近郊電車である。
概要[編集]
仙台地区と、奥羽本線の標準軌区間に合計108両が投入された。車体はステンレス製。211系と同じ顔になっており、ファンの間では「パンダ顔」と呼ばれている。座席は集団見合い式という、かなり珍しい席配置となっている。仙台地区では、2020年3月に定期運用を終了している。
投入の経緯[編集]
国鉄民営化直後の仙台地区では、老朽化が著しい451·453系などの交直流急行型電車が普通列車として未だに主力として運用されていた。老朽化もさることながら、2ドアということもあり、ラッシュ時の遅延の原因にもなっていた。そんな仙台地区にも、3ドアステンレス製の近郊型車両を投入することになったものの、当時のJR東日本は首都圏に新車を投入するのに精一杯で、その余裕はなかった。ということで、台車とパンタグラフは廃車になった485系、床下機器は451系、コンプレッサーは105系などの廃車発生品を流用した近郊型電車719系が1989年12月に製造され、仙台地区に0番台が2両×42編成が投入された。
- 山形地区では、山形新幹線開業に伴い、奥羽本線(福島駅~山形駅)が標準軌化されることになり、従来の車両が使用出来なくなった。そこで、1991年11月に標準軌の5000番台が2両×12編成投入された。
- 700番台は、観光列車「フルーティアふくしま」用の車両で、2015年に0番台のH27編成から改造された。
運用範囲[編集]
現在の運用範囲[編集]
- 0番台···定期運用から撤退済
- 700番台···2023年12月に引退
- 5000番台···奥羽本線(福島~新庄)
過去の運用範囲[編集]
- 0番台
※2017年7月から、仙台から秋田に転属した2×2編成で運転
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