JR名古屋港線

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名古屋港線(なごやみなとせん)は、愛知県名古屋市中村区名古屋駅と同市港区名古屋港駅を結ぶ路線のこと。2024年に廃止されており、路線上は、山王信号場から分岐する東海道本線の貨物支線の扱いである。通称は東臨港線臨港線など。

概要[編集]

元は名古屋港からの貨物を内陸部に運搬するために1911年(明治44年)に開業した路線で、後述のように旅客輸送の実績もある。
国鉄時代に輸送需要が衰退し、2023年現在はレール輸送で週3往復(毎週火・木・土曜日)のみ運転されていた。

かつては、支線として八幡信号場から名古屋市場まで国鉄白鳥線が伸びていたが、こちらは1982年(昭和57年)に廃止されている。

旅客輸送[編集]

開業から約2ヶ月間は旅客輸送を行ったが、その後は不定的で、1937年には名古屋汎太平洋平和博覧会の開催により名古屋博覧会前駅を設置し、名古屋駅からのシャトル列車を運行した。1942年から1944年までは再度定期旅客列車が運行された。

戦後は貨物車に旅客車を数両連結した混合列車がナゴヤ球場付近まで運用されたほか、1987年からは正式に臨時駅としてナゴヤ球場正門前駅が開業し、1994年の10.8試合のシーズンまで観戦客を運んでいた。

駅一覧[編集]

数字は山王信号場からのキロ数。

廃駅[編集]

国鉄白鳥線
  • 白鳥[注 1] (3.1) - 1982年廃止
  • 名古屋市場 (4.3) - 1982年廃止

終焉[編集]

長らく自動車輸送を行う名古屋港への輸送経路として使用されていたが、南方貨物線との接続も頓挫し、今後使われなくなるということから2024年3月で廃止。旅客化を望む声も少なからずあったが地下鉄名港線がある以上やるわけがなかった。廃止後程無くして遮断器や警報機はあっさり撤去された。
その後、レールセンター自体は笠寺駅構内に移設されている。

関連項目[編集]

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