詐欺路線

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詐欺路線(さぎろせん)とは、路線名のわりに実態と一致しない路線に付けられる呼称。

概要[編集]

ここでは主に鉄道路線を中心に記載するが必要であればバス路線も記載できるとする。

また、軌道線しか保有しない「鉄道」「電鉄」「電気鉄道」、及び「電気軌道」の専用軌道区間や鉄道事業法適用区間はここでは含めないものとする。

一覧[編集]

北海道地方[編集]

函館本線(JR北海道)
北海道新幹線延伸開業により長万部 - 小樽間は廃止されるため、札幌駅を含む東側は函館駅を通らない詐欺路線と化す。また、この廃止で余市町が鉄道空白地帯となることも問題となる。
札沼線(JR北海道)
石狩に由来するが始点は桑園で終点は北海道医療大学は北海道医療大学〜石狩沼田が廃止によって至らなくなったことから名の割にだ。そのためか学園都市線などのニックネームがあること、そのニックネームが定着し札沼線という名は時刻表に記載される程度だ。
日高本線(JR北海道)
日高振興局様似駅までを結ぶ路線だったが、鵡川-様似間廃止に伴い詐欺路線と化した。なお、鵡川駅胆振総合振興局の所在である。
根室本線(JR北海道)
富良野 - 新得間が廃止の方向で固まったため、西側は詐欺路線と化してしまうことが決定した。また、釧路・根室間は「花咲線」の愛称があるが、2016年に花咲駅が廃止されたため、ここも詐欺路線となった。
留萌本線(JR北海道)
石狩沼田 - 留萌間が廃止され、留萌振興局を通らなくなり詐欺路線に。
石勝線(JR北海道)
終点の新得駅は、旧十勝国(十勝総合振興局)で、起点の南千歳駅石狩振興局だが、旧胆振国の所在のため国鉄の旧来の路線命名だと詐欺路線に見えるが…実は新夕張駅付近は旧石狩国を通過している。
江差線(JR北海道)
2014年に木古内・江差間が廃止されてから2016年の第三セクター移管まで、「江差に行かない江差線」であった。
留萠鉄道
留萌管内の海岸線の鉄道省買収後、空知管内の炭礦線のみとなり詐欺路線化。
夕張鉄道
鉄道事業廃業前の3年間、旅客営業は野幌~栗山間でしか行わず、「夕張に行かない夕張鉄道線」であった。

東北地方[編集]

山田線(JR東日本)
一部区間が三陸鉄道に譲渡されて陸中山田駅を通らなくなって以降、詐欺路線に。
水郡線(JR東日本)
終点は郡山でなく安積永盛である。ただし列車自体、郡山駅まで運行しているので半ば詐欺路線。
磐梯急行電鉄
1067mm改軌や交流電化を目論んで社名を変更したが、間もなく会社が倒産し、廃止まで非電化の軽便鉄道であった詐欺路線。なお、経営陣の残党はその後御坊臨港鉄道を乗っ取り、「鉄道を名乗る詐欺不動産会社」を設立した。
陸羽西線(JR東日本)
路線名に反して陸前国域を通過していない。
磐越西線(JR東日本)
路線名に反して磐城国域を通過していない。
磐越東線(JR東日本)
路線名に反して越後国域を通過していない。
気仙沼線(JR東日本)
柳津 - 気仙沼間がBRT化・廃止されて以降鉄道線としては詐欺路線に。
大船渡線(JR東日本)
大船渡駅のある気仙沼 - 盛間がBRT化・廃止されて以降鉄道線としては詐欺路線に。
仙山線(JR東日本)
終点は羽前千歳。ただし、列車自体は山形まで行くので半ば詐欺路線。
仙北鉄道、仙南温泉軌道
共に仙台を通過しないにも関わらず、名称に「仙」が付く宮城県の軽便鉄道線。

関東地方[編集]

水戸線(JR東日本)
終点は水戸でなく友部である。ただし、朝夕の一部列車は水戸・勝田方面まで直通運転している。また、水戸 - 友部間を先に開通させたのは水戸線の前身の水戸鉄道である。
水戸電気鉄道線
電気鉄道を名乗っていたが、地磁気の観測で直流電化ができずに廃止された哀れな赤字詐欺路線。
小湊鐵道
房州小湊進出を狙ったけど…断念。の名残。
銚子電気鉄道線
煎餅屋を副業にして鉄道を支えているはずなのだが、鉄道線が大赤字で煎餅屋が本業化しているように見えるトラップ会社の路線。
木原線(JR東日本)
更津と大を結ぶ予定であったが、上総亀山駅と上総中野駅の間が開業しないまま終わり詐欺路線扱いとなった。その後いすみ鉄道転換時にいすみ線となり詐欺路線状態は解消している。
東葉高速鉄道東葉高速線
「東葉高速線」を名乗っているくせに東京に行かず、千葉県全体でも北西部にある詐欺路線。しかし、東京メトロ東西線JR中央総武線に直通して東京に行っているので、半ば詐欺路線である。
横浜線(JR東日本)
横浜線と名乗っておきながら、路線自体は横浜駅に行かない有名な詐欺路線。終点は横浜ではなく東神奈川である。ただし路線自体が横浜市内には至っており、一部列車は横浜駅以南にも直通するので半ば詐欺路線。
伊豆箱根鉄道大雄山線
伊豆にも箱根にも行かない詐欺路線。伊豆は下記の駿豆線が該当するが、大雄山は足柄山の外縁と言え、箱根として良いかは微妙。もっとも、伊豆箱根鉄道は箱根駒ヶ岳ロープウェイを経営していた。
京浜東北線(JR東日本)
東北に行かない。しかし京浜東北線は愛称であり、東京以北は東北本線の緩行線かつ赤羽以北で1968年まで東北本線の列車と線路を共用していたので、詐欺路線に含めるかは微妙。
丸ノ内線(東京メトロ)
丸ノ内駅が存在しない半ば詐欺路線。代わりに東京駅が丸ノ内の役割を果たす。
ちなみに丸ノ内駅は愛知県の名鉄名古屋本線にある。
千代田線(東京メトロ)
千代田駅が存在しない半ば詐欺路線。代わりに二重橋前駅が千代田の役割を果たす。
西武有楽町線
有楽町に行かない詐欺路線。もっとも、東京メトロの有楽町線に接続する。
西武豊島線
練馬区内で完結し豊島区に足を伸ばさない詐欺路線。ただ、としまえんへのアクセス路線と考えればまだマシだったが、そのとしまえんも2020年に閉園してしまったためますます詐欺路線と化している。もっとも、かつては全区間が北豊島郡に位置していた。
相鉄厚木線
厚木駅が海老名市にあるため、海老名市で完結し厚木市を通らない半ば詐欺路線。
京王バス 是政線・調51系統(調布駅南口 - 車返団地折返場)
バス路線の例。是政線と名乗っているのに是政駅に行くバスが1本も存在しない京王バスの詐欺路線。2010年3月末までは是政駅まで行く調50系統が存在していたが、車返団地 - 是政駅間が廃止され上記の調51系統のみ残った。という名残である。なお、そもそもの運行本数も朝ラッシュ時の2.5往復のみと少ない。
ちゅうバス押立町・朝日町循環
バス路線の例。循環と名乗っているが、循環要素が全くない。

北関東 - 信越直通[編集]

下野電気鉄道矢板線
電気鉄道の路線を名乗りながら、開業から1943年の東武買収まで非電化だった詐欺路線。にも関わらず、地元での通称は「しもでん」だったらしい。
両毛線(JR東日本)
元々、上野、下野の両国が、上野国、下野国と呼ばれていたことに由来するものだが、この由来を知らない人からは「なぜ両野線でないのか」などと詐欺路線の扱いをされる。
八高線(JR東日本)
終点は高崎でなく倉賀野である。ただし列車自体、高崎駅まで運行しているので半ば詐欺路線。なお高麗川以南の沿線の多くの人は、八王子と高麗川を結ぶ路線だと誤解している。
東上線(東武鉄道)
州進出を狙って、高崎〜伊香保間の伊香保電車を買収したが、その後は…という名残。
上越線(JR東日本)
路線名からして新潟県の上越地方を通ると思われるが1mも通ってない。むしろ群馬県から新潟県の中越を通っている。
上越新幹線(JR東日本)
上記の上越線と同じく、新潟県でも中越と下越しか通っておらず、新潟県の上越地方を通ってないばかりか上越妙高駅北陸新幹線に存在する。これは名前が野国(今の群馬県)と後国(今の新潟県本土)を結ぶことに由来するためで、上越線共々、新潟県上越地方と無関係である一方、群馬県で上毛が多用されている現状や、戦前の両毛線や上毛電気鉄道命名の先人の慧眼を学ばなかった昭和の運輸官僚の失策と言えなくもない。
信越本線(JR東日本)
1997年の長野新幹線開業による部分廃止としなの鉄道移管、さらに2015年の北陸新幹線金沢延伸による三セク移管に伴い、高崎 - 横川間はもちろんのこと、長野県区間も新潟県区間も直接的な接続が失われ詐欺路線となってしまった。
上信電鉄
州佐久平進出を狙ったけど…断念。の名残。

中部地方[編集]

富士宮駅 - 蒲原病院線、大北 - 蒲原中学校線(山梨交通)
バス路線の例。山梨交通の一般路線(高速バスを除く)のうち、この2路線だけは山梨交通と名乗っておきながら静岡県内のみを走行する路線であり、この2路線の運行を行う営業所も静岡県内にある。もっとも、この2路線を除いた山梨交通の一般路線は全て山梨県内のみを走行する路線となっており[1]、静岡県の富士・駿東地域で県内本社の駿豆鉄道東海自動車が戦時中の陸運統制令で統合主体になれず、山梨県の交通事業者に侵食された日本の交通史で稀有な事例といえる。
白新線(JR東日本)
建設時の経緯から白山駅の「白」が付けられたが、結局白山駅が起点にならなかった路線。
上高地線(松本電鉄)
松本市と上高地を結ぶ路線と思われがちだが、実態は松本から総延長15kmほどしかないローカル線。新島々でバスに乗り換えることを勧められる。やはり最初から上高地に至ったことはなく、総延長が長い時期は島々というところまで行っていた。
善光寺白馬電鉄
長野駅の付近から信濃四ツ谷(現在の白馬駅)までを結ぶ電化路線として計画されたが、白馬まで延びることはなく裾花で打ち切り、かつ廃止まで非電化だったため、詐欺要素が2つ隠れていた路線であった。
加越能鉄道加越線
金沢 - 津沢間の新線構想や地鉄笹津線との連絡構想はあったものの、廃線時の起点の石動、終点の庄川町はともに旧越中国であり、加賀国を通らなかった。1972年の廃止後、加越能鉄道自体も能登や加賀に鉄道路線を伸ばすことができなかったという、ある意味詐欺会社というか志半ばの社名となっていた[2]
新湊線(JR貨物)
終点だった新湊駅が西に移転され高岡貨物駅に改称し、東側の路線が廃止された結果、全線が高岡市内に収まり、新湊市(現射水市)には届かなくなった。しかし、貨物専用路線である新湊線は一般的な時刻表に載っていないことから、ほとんど知られていない。
越美北・南線(JR西日本-北・長良川鉄道-南)
前(福井)と濃(太田)をつなぐ予定だった路線。結局、計画は挫折し、北線と南線はばらばらのまま。JRバス路線廃止後は県境で分断のままである。ただし、未完成の区間にほぼ平行して、莫大な費用を投じて中部縦貫自動車道が建設されている。
なお、越美北線は九頭竜線という愛称により案内上の詐欺路線呼ばわりを回避している。
北陸本線(JR西日本)
北陸新幹線の金沢~敦賀間が2024年に開業し、米原~金沢間のうち敦賀~金沢は第三セクターに譲渡されたため、北陸にほとんど行かない北陸本線になってしまった。最も、敦賀駅福井県に存在するため、他の路線と比べるとあまり詐欺ではない。
明知鉄道明知線
第三セクター移管時に、終着駅を当時の自治体名に合わせ、明智駅にしたために詐欺路線に。
駿豆線(伊豆箱根鉄道)
路線名に反して、旧伊豆国しか路線がない。但し、丹那トンネル開通まで、三島駅を名乗っていた下土狩駅が起点だったため、旧駿河国を少しだけかすっていた。
名鉄広見線
新広見駅が新可児駅に改称してから、詐欺路線に。
名鉄豊田線
案内上は豊田市方面としているが、梅坪〜豊田市間で名鉄三河線に乗り入れる詐欺路線。
名鉄築港線
名電築港駅が存在するものの、貨物駅であって冊子時刻表に載る旅客駅が存在しない半ば詐欺路線。
地下鉄名城線
市役所駅が名古屋城駅に改名されるまでは名城公園駅があって名古屋城駅のない半ば詐欺路線であった。
地下鉄東山線
東山公園駅が存在するものの、東山駅が存在しない半ば詐欺路線。
地下鉄桜通線
桜通駅が存在しない半ば詐欺路線。もっとも、同線は国際センター - 高岳間で桜通の下を通る。
名港線名古屋港駅を通るためここでは詐欺路線として扱わない。

関東 - 中部 - 近畿直通[編集]

東海道本線(JR東日本/JR東海/JR西日本)
1889年に全線が開通した元祖詐欺路線。東海道は東部で箱根方面および岡部・日坂・白須賀の各宿場、西部で桑名・関・水口方面を経由し、京都の三条大橋を終点としていたが、天下の嶮の箱根、宇津ノ谷峠、潮見坂等の山越え困難で御殿場(のち熱海)、焼津、菊川、鷲津経由となり、中山道幹線を先に着工した名残で岐阜・米原経由となり、かつ神戸を終点としているので東海道本線はある意味詐欺路線である。
東京側もかつては旧汐留(港区)起点、現在は千代田区起点であり日本橋(中央区)起点ではないので詐欺路線と言っても過言ではなく、五畿七道の区分でも東山道の旧美濃国近江国を通過のため、同じく詐欺路線を拭えない。
なお、JR西日本では詐欺路線呼ばわりを避けるために該当区間を3つに分けてそれぞれ琵琶湖線JR京都線JR神戸線を名乗っている。
東海道新幹線(JR東海)
1964年東京五輪に間に合わせるため、上記の東海道本線と同様に三重県経由を断念し、かつ起点と終点、および一部経由地が東海道と異なるため[3]、詐欺路線扱いとなる。

近畿地方[編集]

三岐線三岐鉄道
四日市と関ヶ原を結ぶ構想が、三重県内に留まった路線。
八王子線(四日市あすなろう鉄道
近鉄時代に末端区間の西日野 - 近鉄八王子間が廃止されてから、詐欺路線に。
名松線(JR東海)
路線名から名古屋と松本とも受け取れるが、実際は、桜井吉野から、張経由で阪と結ぼうとした路線。しかし、伊勢奥津以西の着工はないまま今に至る。
田原本線近畿日本鉄道
近鉄に「本線」がないと思わせておいて、ぎなた読みで「本線」になってしまう路線。
奈良線(JR西日本)
京都駅から南下し、奈良へ向かう…と思いきや、路線自体は木津駅が終点で、京都府内で完結する。もっとも、列車は関西本線経由で奈良駅まで直通しているし、木津〜奈良間を先に開業させたのは奈良線の前身の奈良鉄道であるし、木津 - 奈良間の列車の大多数は奈良線からの直通列車である。
片町線(JR西日本)
片町駅が大阪城北詰駅に変わり、詐欺路線呼ばわりを避けるため、学研都市線を名乗っているが、正式路線名は変更していない。ただし、大阪城北詰駅の出口の一部と、京橋駅のホームは、大阪市都島区片町に存在する。
京都市営地下鉄烏丸線
烏丸駅阪急京都本線に取られ、同線の駅が四条駅を名乗っている本末転倒な半ば詐欺路線。もっとも、同線は烏丸通の下を通る。
京都市営地下鉄東西線
途中の山科駅までは南北に路線が通じている半ば詐欺路線。
JRゆめ咲線(JR西日本)
夢洲にも咲洲にも姫路市夢前町にも行かない詐欺路線。なお、正式名称の桜島線も詐欺扱いされることがあるが、鹿児島沖の桜島より圧倒的に知名度は劣るものの、桜島駅周辺の地名は間違いなく桜島なので、詐欺ではない。
Osaka Metro御堂筋線
御堂筋駅が存在しない半ば詐欺路線。もっとも、同線は御堂筋の下を通る。
Osaka Metro千日前線
千日前駅が存在しない半ば詐欺路線。代わりに日本橋駅が千日前の役割を果たす。
谷町線は谷町○丁目駅が複数存在すること、長堀鶴見緑地線長堀橋駅鶴見緑地駅の両方が存在すること、今里筋線今里駅を通ることからここでは詐欺路線と扱わない。
北条鉄道北条線
「北条町駅(ほうじょうまちえき)」に向かうが、「北条駅」に向かわない、半ば詐欺路線。ちなみに北条駅は新潟県にあり、読みも「きたじょうえき」である。
阪神神戸高速線阪急神戸高速線神鉄神戸高速線
最高時速65km/hで、並行するJR神戸線よりは勿論、周辺の私鉄各路線や地下鉄西神線よりも低く抑えられている他、優等列車も隔駅停車状態になって表定速度も遅い。もっとも、同線はバスよりは速く、路線名は路面電車より「高速」という意味である。
阪急今津線
西宮北口駅神戸線ホーム改良で南北分断後、メインとなる西宮北口-宝塚間で、今津発着列車が1本も無い詐欺路線化。
紀勢本線(JR西日本)
紀伊勝浦から西では、伊勢国に行く列車が1本も無い詐欺路線になっている。そのためか「きのくに線」の愛称を定着させようとしている。

近畿 - 中国直通[編集]

姫新線(JR西日本)
確かに姫路と新見を結んでいるが、姫新線経由で姫路-新見を直通する列車は無い。なお、岡山経由で姫路と新見を結ぶ列車は存在する。
なお、播磨新宮以西は廃止が噂されているため、ここが廃止されると完全な詐欺路線となる[4]

中国地方[編集]

芸備線(JR西日本)
下深川以東は廃止が噂されているため、ここが廃止されると詐欺路線と化す。
境線(JR西日本)
大正時代早々に、境駅が境港駅に改称されたため、不幸にも詐欺路線に。
玉野市営電気鉄道
1965年に電化設備が撤去されたが、社名は変更されずに廃止までそのままであった詐欺路線。
余談だが、沿線住民からは廃止まで市電として親しまれていた。
岩徳線(JR西日本)
終点は徳山でなく櫛ケ浜である。ただし列車自体、徳山駅まで運行しているので半ば詐欺路線。
一畑電気鉄道立久恵線
電気鉄道に吸収合併後も廃止まで電化されなかった詐欺路線。

四国地方[編集]

高松琴平電気鉄道塩江線
当初は塩江温泉鉄道という路線であったが琴電買収以降も廃止まで非電化であった詐欺路線。
徳島線(JR四国)
先に徳島線として開通した徳島〜佐古間が国鉄分民化後に高徳線に取られてしまい現在に至る哀れな路線。よしの川ブルーラインというニックネーム。ただし全列車が徳島駅まで直通する。
阿波電気軌道
現在の高徳線の一部・鳴門線・旧鍛冶屋原線だが、当時は電気軌道を名乗りながら一度も電化されたことが無い詐欺路線であった。
土讃線(JR四国)
路線名に反して、阿波国(徳島県)も通過する。

九州地方[編集]

鹿児島本線(JR九州)
2004年の九州新幹線開業により一部区間が肥薩おれんじ鉄道線となり南北で分断され、北側が詐欺路線と化した。
日田彦山線(JR九州)
2017年に添田 - 日田間が被災したが、2023年にBRTとして再出発したため彦山駅を通らない残存区間が詐欺路線と化した。
筑豊本線(JR九州)
路線名に反して、旧筑前国の範囲にしか路線がない。
筑豊電気鉄道線
JR筑豊本線同様、旧筑前国の範囲にしか路線がない。
肥薩線(JR九州)
路線名に反して、日向国(宮崎県)、大隅国(鹿児島県)も通過。加えて、日豊本線財部経由ルート全通後の区間変更で薩摩国を通過しなくなった。
日豊本線(JR九州)
路線名に反して、大隅国、薩摩国(鹿児島県)も通過する。
熊本電気鉄道菊池線
菊池 - 御代志間の廃止後、菊池市を通らなくなり詐欺路線と化した。
熊延鉄道線
熊本から延岡までを結ぶ予定で社名がつけられたが、志半ばで廃止された哀れな詐欺路線。
大分交通耶馬溪線
部分廃止後の4年間、耶馬溪から遠ざかり、詐欺路線化した。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ただし、20世紀の一時期には東京都の奥多摩駅まで足を延ばす路線が存在した。
  2. バス路線は加賀や能登に一応進出しましたが…
  3. 東京起点/熱海・羽島・米原経由/新大阪終点。
  4. 仮に廃止された場合には路と播磨宮で姫新線とこじつける者も出てくると思われる。