第三セクター
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第三セクターとは、国(中央官庁)や地方公共団体と民間企業が合同出資し、経営する企業を指す法人形態の一つ。
概要[編集]
地域開発、都市づくり、鉄道などの分野で採用されている。日本独特の定義である。民間活力活用の方式の一つである。
セクターの分類[編集]
- 第一セクター:公共セクター(国、自治体、公共企業体)
- 第二セクター:民間営利企業。民間資本・私企業
- 第三セクター:国や地方公共団体と民間企業との合同出資。
事例[編集]
政府出資の第三セクターに電源開発株式会社、日本航空機製造株式会社、日本自動車ターミナル株式会社などがある。
地方自治体出資の第三セクターに地方都市開発関係、地方流通センター、地方鉄軌道路線関係などがある。特に、赤字の鉄道路線を国鉄から第三セクターの会社に移管されたケースが多い。
その他[編集]
大学、専門学校では「公私協力方式」の用語が用いられたが、大学は公立移管が進んで、公私協力方式は減りつつある。
関連項目[編集]
- 営団 - 戦時中の同義の言葉。帝都高速度交通営団以外の解散で固有名詞化。
- PFI - 公設施設の整備と運営を民間に委ねる方式。
- 日本にしかない言葉の一覧