近鉄2050系電車
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近鉄2050系電車(きんてつ2050けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道の所有する通勤型電車の1形式。電算記号はRCの50番台。
登場の経緯[編集]
当時増備されていた界磁チョッパ制御車である1400系の3両固定編成版として1983年に本系列が2本登場した。
構造[編集]
21m級の車体に両開き扉を片側4箇所備えた全鋼製角屋根車体は1400系に準ずるが、当初から側面行先表示器を備える。
車内はロングシートで、トイレやドアチャイムは備えない。
主電動機や制御装置は端子電圧375Vで出力160kWの複巻電動機&界磁チョッパ制御の組み合わせで、駆動方式はWNドライブとなっている。これらは1400系と同一である。
ブレーキ方式は他車との併結を考慮して回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキとし、抑速ブレーキも備える。
台車も1400系と同等品のシュリーレン式空気バネ台車KD-88系列とされた。
改造[編集]
車体更新・B更新[編集]
2002年にFC92編成と同様の車体更新が行われた。また、2023年5 - 6月頃にはB更新も施工され内装に変化が生じている。
なお、制御方式は界磁チョッパ制御、ブレーキ方式も電磁直通ブレーキのまま変わらず、ドアチャイムの設置も省略されている[1]。
運用[編集]
当初は1480系や2430系を冷房化するための予備車として大阪線に配置されていたが、1991年までに名古屋線の富吉検車区に転属。2012年から現在の明星検車区の所属となっている。
2024年現在、2本6両全車が在籍し、いずれも明星検車区に配置され、主に名古屋線普通列車や準急に使用される。