近鉄9020系電車
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近鉄9020系電車(きんてつ9020けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道が所有する通勤車シリーズ21のうちの1形式。
概要[編集]
2000年より登場した2両固定編成のシリーズ21で、2008年までに19本38両が奈良線に、1本2両が大阪線に配備された。車体は21m級のアルミ合金製・4ドア拡幅型で、主電動機は出力185kWのかご型三相誘導電動機のMB-5085Aとされた。歯車比は6.31で、最高速度110km/hを確保している。
改造[編集]
2006年から奈良線では阪神直通対応工事が行われており、すでに全車に対して完了している。
運用[編集]
2022年現在、19本38両が東花園に、1本2両が高安に配置され、前者は奈良線と阪神の直通運用を中心に重連や他形式併結の4 - 10連で、後者は大阪線・山田線・鳥羽線を中心に他形式と併結した4 - 10連で運用される。一度だけ奈良線車両が名古屋線に現れたことがあり、導入計画まで立てられていたが、名古屋線には1両も配備されることなく現在に至っている[1]。なお、東花園車に関しては6連との併結の際は奈良方面の併結が原則とされ、高安の1本は信貴線や名張ローカルでの単独運用の設定は極力避けられている。
経年は浅いものの、上記のように大阪線の2両は運用上極めて不便であることから奈良線への転属が行われるかどうかは気になるところ。
注釈・出典[編集]
- ↑ もっとも、1編成に制御装置が1つのため、後述の名張ローカルや信貴線の運用が避けられるように名古屋線で多く設定される2両単独の運用には全く向かない。