近鉄6200系電車

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近鉄6200系電車(きんてつ6200けいでんしゃ)は、近鉄南大阪線系統で運用される近畿日本鉄道の通勤型車両の1形式。

概要[編集]

6020系の増備車として1974年から78年にかけて38両が製造された。車体は2800系AX05以降のものに準じ、当初から前面行先表示幕やスカートを備える。

機器類は6020系後期車と同様の135kW級主電動機にMMC型電動カム軸式抵抗制御器の組み合わせで、抑速ブレーキは持たないが発電ブレーキを搭載する。空気ブレーキは電磁直通ブレーキとされた。

台車は新規設計のシュリーレン式空気ばね台車であるKD-77系を履くが、モ6208のみは後年事故で足回りを損傷した際にKD-61Bに取り替えられた。

改造[編集]

車体更新[編集]

1994年から車体更新が施されるようになり、側面方向幕の設置も行われ、1998年までに全車に対して完了した。

青の交響曲[編集]

詳細は「青の交響曲」を参照

6221Fは観光特急青の交響曲への改造対象となり、16200系の16201Fに形式変更された。

B更新[編集]

2009年からはB更新も始まり、ク6300形には車いすスペースの設置も施された。2016年以降の施行分の2編成は内装をグレー基調、化粧板を黒、床面を茶色ベースとした新世代の内装に変更された。これらの工事は2019年までに6219F以前の全車に対して完了した。

運用[編集]

2022年現在、廃車は1両も出ておらず、16200系3連1本を含めた4連5本、3連6本の計38両が現存し、6200系は道明寺線を除く普通から急行まで幅広く、16200系は青の交響曲に充当される。

車齢は新しいものでも45年を迎え、自動的に6020系に次ぐ新車への置き換え廃車候補となるが、6020系自体がまとまった両数存在することから今後もしばらくの間の活躍が期待される。

関連項目[編集]