近鉄6820系電車
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近鉄6820系電車(きんてつ6820けいでんしゃ)は、近鉄南大阪線系統で使用される近畿日本鉄道の通勤型車両。シリーズ21の1種でもある。
概要[編集]
6000系の中で最後まで残っていた6009Fを置き換えるために2002年に2連2本が登場した。車体は21m級4扉のアルミ車体で、塗色がグレー基調となるなど、従来車と変更点が多い。
機器類に関しては特急型の16400系と同一で、単独運用を考慮して制御に使用するVVVFはIGBTによる1C2M方式×2とされ、最高速度100km/hのため標準軌線区のシリーズ21と比べると主電動機出力が160kWと低く抑えられている。
ブレーキ方式も南大阪線通勤車初の電気指令式ブレーキを採用したが、従来車との併結に備えてブレーキ読替装置を備える。
なお、モ6821とモ6822の車号はかつて6800系で使用されていたため事実上の2代目となる。また、本系列の投入後、南大阪線系統での新車配置は20年以上にわたって途絶えることになった。
運用[編集]
2022年現在、2本4両全車が古市に配置され、道明寺線以外の南大阪線系統で普通から急行まで幅広い運用に就く。
近い世代の車両[編集]
- 近鉄9020系電車 - 標準軌用
- 近鉄16400系電車 - 特急車
- 南海8000系電車 - 南海一般車
- JR西日本223系電車 - JR近郊型
- JR西日本321系電車 - JR通勤型
関連項目[編集]
- 近鉄6400系電車 - 前世代型。