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奈良電気鉄道
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奈良電気鉄道 (ならでんきてつどう)は、かつて存在した鉄道事業者である。
概要[編集]
1925年に京都市と奈良市を結ぶ第二の鉄道路線として設立された。当初は京阪宇治駅と大和西大寺駅を結ぶ計画であったので、大阪電気軌道、京阪電気鉄道両社と関係が深かった。しかし、単独での京都駅乗り入れを目指して、2024年現在でも日本最大の単純トラスである澱川橋梁を完成させた。さらに伏見経由の国鉄奈良線の旧路線敷を利用して、1928年に京都駅と大和西大寺駅間で開業。列車は大軌奈良駅に乗りいれた。さらに1945年には日本本土空襲による被災のために丹波橋駅から京阪三条駅への乗り入れを開始した。
合併[編集]
1958年頃から奈良電気鉄道の経営は悪化し、関西電力会長太田垣士郎の斡旋により近畿日本鉄道は京阪電気鉄道の持ち株取得を進めて1963年に合併を実施。近鉄京都線となった。
丹波橋駅を介しての京阪電気鉄道三条から、および京都駅からの京阪との乗り入れはその後も続いたが、1968年12月に廃止した。大手私鉄が地下鉄を介さずに相互乗り入れするケースは阪神なんば線開業まで30年存在しなかった。また、翌年の1969年には架線電圧を600Vから1500Vに昇圧した。
沿革[編集]
区間 | キロ程 | 免特許年月日 | 変更年月日 |
---|---|---|---|
桃山御陵前駅-西大寺駅 | 28.0 | 1928年11月16日 | 1928年11月3日開業。 |
1926年12月15日 | |||
桃山御陵前駅-京都駅 | 6.5 | 1927年9月28日 | 1928年11月15日開業。 |
1963年10月1日近畿日本鉄道に合併 |