西枇杷島町
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西枇杷島町(にしびわじまちょう)とは、愛知県西春日井郡にかつて存在した町である。平成17年(2005年)、西枇杷島町・清洲町・新川町が合併して清須市が発足し、西枇杷島町は廃止された。
概要[編集]
この町は庄内川を挟んで名古屋市に接しており、古くから交通の要衝であった。美濃街道と岩倉海道などの諸街道が枝状に集中している地であったためで、江戸時代になると枇杷島市場が置かれて大いに繁栄した。しかも交通の要衝であることに加えて、尾張平野の畑作地帯を後背地に控えており、その集散地としての役割を果たすいわゆる「名古屋の台所」であった。このような繁栄のため、江戸時代には多くの文化人が当地を訪問している。
明治時代になってもなおも市場としての繁栄は続き、青野菜や果実市場として大いに賑わった。しかし昭和20年(1945年)に太平洋戦争が終結して戦後を迎えると、市場そのものが名古屋市に移転してしまったので繁栄は終焉を迎えることとなった。
新川町と共に名古屋市街の延長のような市街地の景観があり、名古屋市に近いことから工場の立地数も多く、近代的な工業都市としてそれまでとは別の形で繁栄を目指している。
平成17年(2005年)7月7日に清洲町・新川町と合併し、清須市が発足したことにより、西枇杷島町は廃止となった。
見どころ[編集]
年中行事[編集]
人口の変遷[編集]
平成9年(1997年)の西枇杷島町の人口は1万6950人、平成17年(2005年)3月31日の人口は1万6178人である。