佐賀県
概要[編集]
面積は2,440.68km²[1]。
九州にある都道府県の一つ。県庁所在地は佐賀市。埼玉県とともに旧国域の一部を分立して県域が設定されている。
明治維新で肥前藩が倒幕の一翼を担ったため、その見返りで県として分立できているという見方がされる一方、「福岡県の植民地」との揶揄もある。
交通[編集]
鉄道[編集]
- 鳥栖市は県内はもとより九州の交通の要衝であり、九州新幹線の新鳥栖駅にはさくらが全列車停車する。また、この新鳥栖から鹿児島ルートと長崎ルートが分岐される予定。
- 県中部の肥前山口駅は長崎、佐世保への鉄道幹線が分岐する要衝である。
- 県北部を走行する筑肥線は実質福岡都市圏の路線となっている。
航空[編集]
かつて九州国際空港を建設する構想があり、鳥栖久留米への設置案が各方面から尤も受け入れやすいと評価されており、鳥栖市を含む地域に羽田、成田、伊丹、関空、中部、新千歳に匹敵する国際空港(基幹空港)ができる可能性もあった。一方、需要予測としてそもそも無理があるのは明らかながら、県内の佐賀空港、大分県の大分空港、長崎県の長崎空港が、それぞれ九州国際空港とするように求めるなど、まさに各県が地域エゴを丸出しして利害が対立し、結果として九州国際空港は幻となり、いまのところ福岡空港の拡張で落ち着いている。特に、筑肥線で直結する唐津などの県北部は完全に福岡空港の利用圏である。
地理[編集]
佐賀県は九州の北西部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘、南は有明海に面している。朝鮮半島までは約200キロメートル足らずと近接しており、歴史的には大陸文化の窓口として重要な役割を果たしてきた。 佐賀県の気候は、年間の平均気温が16度前後の地域が多い。降水量は、山間部で多く、1年間に2500ミリメートル以上である。一方、北部の玄界灘近くや南部の佐賀平野は雨が少なく、1年間に1800ミリメートル程度である[2]。
文化[編集]
スポーツ[編集]
Jリーグチームのサガン鳥栖を抱えている。
遺産遺跡[編集]
- 吉野ヶ里遺跡
- 名護屋城跡
- 唐津城[3]
メディア[編集]
テレビ[編集]
鳥栖市近傍にある九千部山を通じて、福岡県の放送波を直接受信可能な地域が多いが、総務省が広域放送圏として認定していないため、佐賀県には県域民放テレビ局しか難視聴対策の中継局を置くことができない。
一方、県域民放テレビ局が1局しかないため、ケーブルテレビ局が福岡県の民放テレビ局の番組を再送信することが大きく許容されている。
ラジオ[編集]
県内に本社を置くラジオ局はFM佐賀しかない。AMラジオは隣県の長崎放送が中継局を設けて「NBCラジオ佐賀」と通称され、佐賀県を放送対象地域にしている一方、長崎放送はradikoの基本サービスで佐賀県下の配信を行っておらず、佐賀県はradiko基本サービスでNHK、ラジオNIKKEI、FM佐賀しか配信されない「radiko貧困県」となっている。
なお、1954年~1956年まで、久留米市本社だった九州朝日放送が親局送信所を三養基郡(現・鳥栖市)に置いていた。
脚注[編集]
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