近鉄鳥羽線

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近畿日本鉄道
M 鳥羽線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地三重県伊勢市鳥羽市
起点宇治山田駅
終点鳥羽駅
駅数5駅
路線記号M
開業1969年12月15日
全通1970年3月1日
所有者近畿日本鉄道
運営者近畿日本鉄道
車両基地明星検車区
路線諸元
路線距離13.2 km
軌間1,435 mm
線路数複線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置近鉄型ATS
最高速度130 km/h

鳥羽線(とばせん)は、宇治山田駅鳥羽駅を結ぶ近畿日本鉄道鉄道路線である。

概要[編集]

大阪万国博覧会を契機に全国から訪れる観光客を伊勢志摩へ誘致するために、鳥羽・奥志摩方面への鉄道線の整備の一環で建設された。
三重交通から買収した近鉄志摩線が近鉄網から離れていたため[注 1]、山田線と接続すべく、志摩線の標準軌改軌工事と合わせて建設された。単線として開業後、需要増大により全線複線化している。
東海旅客鉄道参宮線や1961年まで存在した三重交通神都線と違って二見浦は経由せず、朝熊山の北側の朝熊川沿いを経由して敷設されている。

歴史[編集]

  • 1968年(昭和43年)5月 - 着工。
  • 1969年12月15日 - 宇治山田 - 五十鈴川間が開通、営業開始。
  • 1970年3月1日 - 全通。 同時に志摩線軌道拡幅工事が完了。 これにより、大阪・京都・名古屋から鳥羽・賢島への直通列車の運転が可能となる。
  • 1975年12月 - 全線複線化が完了。

運行状況[編集]

大阪・京都・名古屋から伊勢志摩方面特急は、そのほとんどが宇治山田から奥へ足を伸ばすため、山田線と同様に、特急の目立つ路線となっている。

急行に関しては日中宇治山田 - 五十鈴川間に名古屋方面から毎時1本のみ運行。
日中の普通列車は伊勢中川方面から鳥羽止まりと賢島方面直通の1本ずつが毎時間設定される。

起終点間で競合するJR参宮線より運賃は高いが、総本数や初発・終発列車で勝っている。

駅一覧[編集]

  • 全駅三重県内に所在。
  • 快速急行・急行ともに鳥羽線内は各駅に停車。快速急行は下りのみ運転。
  • 特急列車は近鉄特急の記事を参照のこと。
  • #印の駅は列車待避可能駅。
駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
M74 宇治山田駅 - 0.0 近畿日本鉄道:M 山田線(普通がE 名古屋線白塚駅、急行がD 大阪線大阪上本町駅、特急がA 難波線大阪難波駅B 京都線京都駅及び E 名古屋線近鉄名古屋駅まで直通運転) 伊勢市
M75 五十鈴川駅#
(内宮前)
1.9 1.9  
M76 朝熊駅 3.0 4.9  
M77 池の浦駅 5.7 10.6   鳥羽市
M78 鳥羽駅# 2.6 13.2 近畿日本鉄道:M 志摩線(特急と普通が賢島駅まで直通運転)
東海旅客鉄道:参宮線

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 鳥羽線開通前は、近鉄山田線のターミナル駅の宇治山田駅のホームに賢島方面とのバスが乗り付けた。
出典