1932年
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1932年(せんきゅうひゃくさんじゅうにねん)は、1900年代の32年目のことであり、日本の元号では昭和7年である。日本の天皇は昭和天皇である。日本の総理大臣は犬養毅であったが五・一五事件で暗殺されたため、斎藤実に交代した。五・一五事件が起こり、政党内閣が終焉を迎えたとして重要な年である。
日本の出来事[編集]
1月[編集]
- 1月3日 - 日本軍が錦州を占領する。
- 1月8日 - 李奉昌による昭和天皇暗殺未遂事件が起こる(桜田門事件)。首相の犬養毅が責任を取るため辞表を提出する。
- 1月9日 - 犬養毅の留任が認められる。
- 1月10日 - 天竜ら35人の力士が相撲協会を脱退し、新興力士団を結成する。
- 1月17日 - 安岡正篤が国維会を結成する。
- 1月19日 - 全国養蚕業組合連合会が設立される。
- 1月21日 - 衆議院が解散される。国民同盟会の武藤山治が政界引退を表明する。
- 1月27日 - 金兌換停止緊急勅令が公布される。
- 1月28日 - 第1次上海事変が起こる。
2月[編集]
- 2月5日 - 日本軍がハルビンを占領する。
- 2月9日 - 前大蔵大臣の井上準之助が暗殺される(血盟団事件)。
- 2月20日 - 第18回総選挙(立憲政友会303、民政党146、無産政党5)。上海での戦闘が再開される。
- 2月29日 - リットン調査団が来日する。
3月[編集]
- 3月1日 - 満州国の建国が宣言される。
- 3月3日 - 上海での戦闘が停戦する。
- 3月5日 - 三井合名理事長の団琢磨が暗殺される(血盟団事件)。
- 3月12日 - 日本政府が満蒙政権の誘導方針を閣議決定する。
- 3月14日 - 全国労農大衆党が国家社会主義の排撃を声明する。
- 3月20日 - 第61特別議会が開会する。東京の地下鉄で3月23日までストライキが起こる。
- 3月24日 - 第61特別議会が閉会する。
4月[編集]
- 4月4日 - 三井と三菱の対満州国融資が2000万円になることが閣議決定する。
- 4月5日 - 下中弥三郎・島中雄三・大川周明らにより日本国家社会主義学盟が結成される。
- 4月19日 - 電力連盟規約が成立する。
- 4月28日 - 東京日活映画館の活弁・楽士らトーキーに反対してストライキを起こし、全国に波及する。
- 4月29日 - 上海の天長節式場で爆弾テロ事件が起こる。
5月[編集]
- 5月5日 - 上海日中停戦協定が調印される。
- 5月14日 - チャップリンが来日する。
- 5月15日 - 陸海軍将校が首相官邸、内大臣官邸などを襲撃し、犬養毅首相を射殺する(五・一五事件)。
- 5月16日 - 大蔵大臣の高橋是清が兼任の形で臨時首相に就任する。犬養毅内閣が総辞職する。
- 5月20日 - 立憲政友会総裁に鈴木喜三郎が就任する。日本資本主義発達史講座が刊行を開始する。
- 5月26日 - 海軍大将の斎藤実による内閣が成立し、政友会と民政党も入閣する。
- 5月29日 - 赤松克麿が日本国家社会党を結成する。下中弥三郎派が新日本国民同盟を結成する。硫安シンジケートが成立する。
6月[編集]
- 6月1日 - 第62臨時議会が開会される。大阪市が失業保険制度を実施する。
- 6月8日 - 政友会農村対策委員会が農村救済のため、平価切下げを決議する。
- 6月11日 - 経済界の激しい反対を受けて平価切下げが撤回される。
- 6月14日 - 衆議院で満場一致で満州国承認決議案が可決され、社会民衆党が賛成演説を行なう。第62臨時議会が閉会される。
- 6月19日 - 愛国機6機の命名式を所沢で挙行し、愛国機献納運動が拡大する。
- 6月29日 - 警視庁に特別高等警察部が設置され、府県に特高課が設置される。
7月[編集]
- 7月1日 - 資本逃避防止法が公布される。
- 7月15日 - 手形法が公布される。
- 7月22日 - 失業防止委員会が廃止され、失業対策委員会が設置される。
- 7月24日 - 社会民衆党と全国労農が合同して社会大衆党が結成される。
- 7月25日 - 満州国協和会が設立される。革新党が国民同盟に合流して解党となる。
- 7月27日 - 文部省が農村漁村の欠食児童が20万人を突破したことを発表する。
8月[編集]
- 8月1日 - 国際反戦デーで東京都江東で1500人規模のデモが起こり、警察と憲兵が鎮圧に出動する。
- 8月12日 - 小林一三によって東宝映画株式会社が創立される。
- 8月15日 - 俳優の伊井蓉蜂が死去(62歳)。
- 8月23日 - 第63臨時議会が開会される。国民精神文化研究所が開設される。
- 8月25日 - 内田康哉外務大臣が衆議院で満州国承認の決意表明を行なう(焦土演説)。銑鉄共販株式会社が設立される。
9月[編集]
- 9月4日 - 第63臨時議会が閉会される。
- 9月5日 - 内務省が国民自力更生運動開始を指示する。
- 9月6日 - 不動産融資及損失補償法が公布される。
- 9月7日 - 金銭債務臨時調停法が公布される。
- 9月15日 - 満州国を承認する日満議定書が調印される。
- 9月17日 - 中国が日満議定書に対して抗議する。
- 9月25日 - 日本労働組合会議が結成される。
- 9月27日 - 農林省に経済更生部が設置される。
10月[編集]
- 10月1日 - 東京市隣接5郡82町村を合併して20区を新設し、人口500万の大都市が実現する。
- 10月2日 - 日本政府がリットン報告書を公表する。
- 10月6日 - 農山漁村経済更生計画助成規則が制定される。日本共産党員が東京大森の川崎第百銀行を襲撃する(銀行ギャング事件)。
- 10月18日 - 王子・富士・樺太の3製紙会社が合同する。
- 10月23日 - 戸坂潤・岡邦雄らにより唯物論研究会が結成される。
- 10月30日 - 熱海で行われていた日本共産党の会議が一斉検挙される。
11月[編集]
- 11月12日 - 東京地裁の判事が共産党シンパの嫌疑で検挙される(司法官赤化問題)。
- 11月20日 - 日本労働同盟が結成される。
- 11月21日 - 国際連盟理事会で松岡洋右全権がリットン報告書に反駁する。
12月[編集]
- 12月1日 - 人絹操短を全廃する。
- 12月7日 - 東京の右翼団体30余りが団体擁護連合会を結成する。
- 12月16日 - 東京の白木屋デパートで昼に火事が起こる(白木屋大火災)。
- 12月22日 - 国民同盟が結成され、安達謙蔵が総裁となる。
- 12月26日 - 第64議会が開会される。
- 12月27日 - 陸軍省が時局兵備改善要綱を発表する。
- 12月28日 - 日本学術振興会が創立される。
世界の出来事[編集]
2月[編集]
3月[編集]
7月[編集]
- 7月 - ドイツで総選挙が行なわれ、ナチスが第一党となる。オタワ英帝国経済会議が開催され、自由貿易を廃棄する(8月まで)。
- 7月30日 - 第10回ロサンゼルスオリンピック 開幕(〜8月14日)
11月[編集]
12月[編集]
フィクションのできごと[編集]
- イギリスで蒸気機関車オリバーが落成する。(児童文学『汽車のえほん』)
- 奉天の北方に宇宙空間から未知のエネルギーを秘めた円筒が落下。日本軍の特務機関がこれを回収し、未知のエネルギーに関する研究開発を開始する。(アニメ『新海底軍艦』)[1][2]
- シッキムの国境付近にて、野獣のような本能を持つ「山猫少年」タヨグーが発見される。その後、ボンベイ大学のシャリハン博士のレントゲン調査により、タヨグー少年の胃が食肉類のものであることが判明する。変身能力を持つ動物「ウェコ」の確認例。(漫画『バンパイヤ』)[3]
脚注[編集]
- ↑ 『新海底軍艦 メモリー・オブ・オーシャン〜』 VHS、東宝、1996年、アバンタイトル。ASIN: B00005GDTH
- ↑ 岸間信明 『新海底軍艦 滅亡へのゼロアワー』 角川書店、1995年、79,80。ISBN 978-4-04-416901-5。
- ↑ 手塚治虫 『バンパイヤ 3』 秋田書店、1995年、13-24,113-116。ISBN 978-4-253-17095-6。