セントラルライナー
セントラルライナーは、中央本線(中央西線)の名古屋駅から中津川駅間で1999年(平成11年)から2013年(平成25年)に運転されていた有料着席列車(快速の種別は付いていなかった)。
停車駅[編集]
名古屋駅 - 金山駅 - 千種駅 - 高蔵寺駅 - 多治見駅 - 土岐市駅 - 瑞浪駅 - 釜戸駅 - 武並駅 - 恵那駅 - 美乃坂本駅 - 中津川駅
- 東濃地区への速達性を重視していたため、名古屋駅から多治見駅の間はかなり停車駅が少ない。
料金[編集]
基本的には乗車整理券(310円)が必要だったが、多治見~中津川間での各駅相互間の利用であれば乗車整理券が不要であった。
しかし、乗車整理券を持った客に座席が優先され、通し乗車が多い場合、乗車整理券不要区間で座席確保は難しかった。
当時存在した寝台特急列車のヒルネのように、乗車整理券の対象区間を特定号車で限定するといった措置を取り、乗車整理券不要区間で無料で乗車する乗客のために自由開放する号車を作れば、席を譲る必要は薄れたが、そうした扱いは行うことは無かった。
使用車両[編集]
使用車両は313系8000番台。専用車両の様相を呈しており、塗装も特別なものが使われていた。セントラルライナーが廃止された現在でも、8000番台は改造等は行われておらず、普通運用に就いている。中央西線時代、中央扉締め切りは朝晩のホームライナーにおいて健在であったが、2022年3月のダイヤ改正をもってホームライナー、及び中央西線での定期運行を終了した。その後静岡へ転属した。
(編成番号はB200。静岡転属後はS編成となった。)
なお、一時期は人気だったためか373系や383系が使用されることもあったが、2001年の313系増備でこの運用は終了している。
競合[編集]
中央自動車道走行の中央道特急バスが並行していたが、停留所が市街地から遠く、停車本数も少なかったため、競合にはならなかった。むしろ、2000年代前半以降、名鉄バス等が中央自動車道経由で多治見市等の団地と名鉄バスセンターを直通するバスが乗換必至の鉄道と競合した。
ネット世界では[編集]
銭取られるライナーのスラングがあった。これは、JR東海が特別席がほぼ同額の名鉄特急のモノマネを独占路線で行ったことに対する皮肉も多少含まれている。
関連項目[編集]
甲信越/岐阜の主な列車 |
日本における列車種別 |