B快速

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B快速(ビーかいそく)は、快速列車種別のひとつ。2007年現在「B快速」の列車種別を採用している路線は、西日本旅客鉄道阪和線のみである。

JR阪和線[編集]

詳細は阪和線の記事の運行形態の節参照

阪和線では、天王寺駅熊取駅間を快速停車駅、熊取駅~和歌山駅間を各駅停車する列車の種別として用いている。1989年、阪和線と大和路線(関西本線)・大阪環状線との渡り線が開通した際に、和歌山駅発新大阪駅行き(早朝のみ運用、天王寺駅以北は新今宮駅弁天町駅西九条駅に停車)の列車として運用が開始された。

方向幕は「B快速」であるが、時刻表の案内表示では単に「快速」となっていることもある。また、紀州路快速京橋駅・天王寺駅~日根野駅間は関空快速と併結)の一部列車が日根野駅~和歌山駅間(日根野駅は熊取駅の和歌山方面の隣接駅なので、熊取駅~和歌山駅間と同じ)の各駅に停車するものもあるが、方向幕も含めて「紀州路快速」として運用されている。

早朝・深夜数本程度のみの運転ともあってかなり希少価値の高い種別でもある。

東京メトロ東西線[編集]

詳細は東京地下鉄東西線の記事の快速の節参照

1969年に東京地下鉄東京メトロ東西線で快速列車が導入されたときに、停車パターンによって以下の3種類の呼称で区別された。なお、中野駅東陽町駅間はどの列車も各駅に停車する。

  • A快速 - 東陽町駅~西船橋駅間ノンストップの快速。1969年の運用開始時は単に「快速」だった。1996年終了。
  • B快速 - 上記区間で浦安駅にのみ停車する快速。1975年運用開始。
  • C快速 - 上記区間で、東陽町駅~浦安駅間を各駅停車し、浦安駅~西船橋駅間ノンストップの快速。1986年運用開始。

現在はA快速が廃止されており、B快速が「快速」・「東葉快速」、C快速が「通勤快速」という種別になっている。東京メトロの駅アナウンスで「浦安停車の快速」と表現されていたのは、A快速が運行されていた当時や快速の浦安停車が日中のみだった時期の名残である。

関連項目[編集]