京王ライナー

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京王ライナー/Mt.TAKAO号
KEIO LINER/Mt.TAKAO
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京王ライナー運用に就く5000系(京王線新宿駅にて)
概要
種別座席指定列車
運行開始2018年
運行事業者京王電鉄
路線
走行路線京王線
京王相模原線
京王高尾線
起点新宿(京王線新宿)
終点京王八王子
橋本
高尾山口
その他
使用車両京王5000系
両数10両
外部リンク【公式サイト】京王ライナー

京王ライナー(けいおうライナー)は、京王電鉄が運行する座席指定列車。ここでは同じく座席指定列車であるMt.TAKAO号(まうんとたかおごう)についても記述する。

概要[編集]

2018年2月22日より新型車両5000系にて運行を開始した京王初の座席指定列車。京王線新宿 - 橋本京王八王子間で、当初は夕夜間帯の下りで運転していた[1]

その後、2019年2月22日、平日の朝にも「京王ライナー」を運行を追加した[2]

中央線のグリーン車導入の発表後に導入が決定したという経緯から、中央線に対抗する意図で立ち上がった計画と推測される。運行開始の時期は会見では否定しているものの、小田急線の複々線化による新ダイヤに対抗する意図があったと思われる。

座席はクロスシートとなり、京王永山府中までの区間では全席指定となる。未販売の座席に座っている場合、車内検札で座席指定券の提示を求められることがある。高尾山口駅発着はMt.TAKAO号として運行されている。

朝夕ラッシュ時間帯以外の車内は乗客が少なく閑散としており、特にMt.TAKAO号は乗客が極端に少ない。

2021年10月30日、土休日に明大前駅に停車開始。2022年3月12日、ダイヤ改正にあわせ平日にも明大前駅に停車開始し、Mt.TAKAO号を定期運行化。

2024年3月16日改正では相模原線系統において平日朝に京王多摩センター駅始発と、土休日朝間帯の橋本行きを設定。

料金[編集]

  • 410円(座席指定料金)+下車駅までの運賃が必要

座席指定券は、上りは全区間、下りは最初の停車駅 (府中・京王永山) まで必要。下りは最初の停車駅以降、乗車券のみで乗車することができる。なお、予め座席指定券を買わずに乗車した場合、車掌より車内料金700円を請求されるので注意が必要である。

停車駅[編集]

上りの途中停車駅は乗車専用で、停車駅で降りることはできない。また、下りは最初の停車駅から先は通常の特急列車と同様の扱いになる。

かつては、明大前で運転停車を行っていた。理由は明大前駅付近の踏切と信号システムが明大前駅での通過に対応していないためである[3]。明大前駅の利用客は、目の前に止まっている電車を眺めるだけになるが……通過対応しようとすると、信号システムの改良などの設備投資が必要となり、かなりのコストを要することになる。

特徴[編集]

  1. 専用の券売機で購入できるが、競売機では購入時の座席指定はできず、座席は自動的に割り振られる。
  2. 他社では当たり前のインターネットで座席を指定予約して券売機で購入できないが、「京王チケットレスサービス」に会員登録すると、スマートフォン・パソコン・携帯電話から京王ライナーの座席指定券をWebで購入できる。空席照会と座席選択ができる。券売機での発券は不要なので、特に不便とは言えない。切符の購入後は指定の座席に座るだけである。
  3. 座席のカラーリングは京王カラーであり、地味という意見もあるが、温かみと高級感を感じられる配色という意見もある。
  4. 距離と質の割りに料金が高いという意見が多数ある。(似た車両の西武300円や特急車両の小田急410円などと比較され)
  5. 全車両無料Wi-Fiと全座席に電源コンセントあり。
  6. 空気清浄機付き。
  7. LED間接照明によるマイルドな照明。

その他[編集]

  • 京王ライナーの座席指定券を各停車駅で購入する場合は、専用の券売機で購入する必要がある。上り列車は各停車駅のICカードチャージ機にて始発列車から発車時刻の3分前まで発売される。なお、座席の指定ができない。下り列車は京王線新宿駅の座席指定券の券売機で発売される。座席指定券の券売機は改札内外に設置されており、改札外に設置されているものは号車の指定が可能。改札内に設置されているものは号車の指定ができない。また、改札内の一部は、1号の発車30分前[4]からは直後に発車する1列車のみ発売となる。
  • 10月28日以降、土休日に京王ライナーに乗車すると新宿駅で乗車記念トレーディングカードが配布される[5]。なお、土休日は平日よりも空席が比較的多い状態で新宿駅を発車することが多い。
  • 2019年2月10日から、京王ライナー運行開始1周年記念乗車券が発売された[6]
  • 京王ライナーに使われる「5000系車両」は、当初は京王線新宿駅まで回送電車となっていた[7]
  • 2017年9月29日から「5000系車両」を通常列車としての運行を開始している[8]

参考文献[編集]

  1. 当社初となる有料の座席指定列車 「京王ライナー」が夜間時間帯で運行開始!京王電鉄、2018年1月4日
  2. 「京王ライナー」朝に新設乗り物ニュース、2019年1月22日
  3. いわゆる、通過禁止駅のひとつ。
  4. 平日は19時30分頃から、土休日は16時30分頃から。
  5. 「京王ライナー乗車記念トレーディングカード」を配布します![238KB] - 京王電鉄
  6. 京王ライナー運行開始1周年記念キャンペーン京王電鉄、2019年1月22日
  7. 当初は東京競馬場中央競馬が開催される際、この回送電車のダイヤを活かして府中競馬正門前駅始発京王線新宿駅行き臨時準特急(東府中駅にも停車)を運行していたが、2020年の新型コロナウイルスに伴う無観客開催措置で廃止された(臨時列車自体は2022年の日本ダービーより再開されたが、5000系は運用されていない)。このとき、京王線新宿駅到着後は準特急の乗客を全員降車ホームに降ろし、降車ホーム側のドアを閉めたあとに清掃作業中(ハズレ馬券や競馬新聞が落ちてたり)に座席をクロスシートに転換してから2番線側のドアを開け、京王ライナーの乗客を乗車させる方式をとっている。
  8. 通常列車として運行デビュー

外部リンク[編集]

日本における列車種別
急行列車
特別急行
(特急)
快速特急(快特) 通勤快特× - 快速特急A - エアポート快特
超特急× - 準特急(準特) - 通勤特急(通特) - 区間特急(区特) - 直通特急 - A特急 - B特急 - C特急× - D特急× - E特急× - K特急× - S特急 - アクセス特急 - エアポート特急× - 海水浴特急× - 川越特急 - シティライナー× - 週末特急× - スカイライナー - デラックス特急× - 特急ロマンスカー - 西大阪線特急× - ハイキング特急× - ミュースカイ - 夜間特急× - ライナー(名鉄)×
普通急行
(急行)
快速急行(快急) 通勤快速急行 - 区間快速急行(区間快速)×
通勤急行(通急) - 区間急行(区急) - 直通急行× - A急行× - B急行× - -急行- - エアポート急行× - 空港急行 - 湘南急行× - 深夜急行 - 多摩急行× - 日生急行× - 妙見急行× - 連絡急行× - ローカル急行×
準急行
(準急)
特別準急× - 通勤準急(通準) - 区間準急(区準) - 準急A× - 準急B× - 快速準急×
普通列車
ライナー ホームライナー - あいの風ライナー - イブニングライナー - S-TRAIN - 京王ライナー - 京急ウィング号モーニングイブニング) - セントラルライナー× - THライナー - TJライナー - 拝島ライナー - Mt.TAKAO号 - モーニングライナー - ライナー(京阪)
快速
特別快速(特快) 通勤特別快速(通勤特快) - 青梅特快 - 関空特快ウイング× - 中央特快
超快速× - 特快速 - 新快速 - 準快速(準快)× - 通勤快速(通快) - 区間快速(区快) - 直通快速(直快) - A快速× - B快速× - 関空快速 - 紀州路快速 - 空港快速 - 丹波路快速 - 東葉快速× - 拝島快速× - ホリデー快速おくたまあきがわ×) - みやこ路快速 - 大和路快速 - 超快速スノーラビット×
普通 各駅停車(各停)
その他 最急行× - 最大急行× - 半急行× - 高速× - 直行 - 直通× - 直急× - 准急× - ノンストップ - シャトル - SL
関連項目 会社別列車種別一覧 - 旅客列車の停車方式 - 優等列車 - L特急 - 新特急 - 寝台列車ブルートレイン〉 - 新幹線 - 中距離電車 - 複々線急行線快速線 - 緩行線) - 列車愛称 - グリーン車 - 指定席 - 等級
×現存しない種別
※新幹線列車は列車種別に含まない