超快速
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超快速(ちょうかいそく、英:Ultra Rapid Service)とは、日本の鉄道の列車種別。2023年3月17日まで、北越急行ほくほく線で使用された。
概要[編集]
北陸新幹線開業後、ほくほく線で在来線特急「はくたか」が廃止されたが、北越急行は高速対応の設備を活かして、ほくほく線・トキ鉄妙高はねうまライン経由で越後湯沢と上越妙高を結ぶ速達列車を設定した。元々、北越急行所有の特急「はくたか」に付けられたニックネームの「スノーラビット」を超快速でも継承した。
「超快速」とあるが、新幹線程速くなく「はくたか」運行時にも設定されていた「快速」より早いという意味であり、3駅間でJR線に乗り入れるため他民鉄のように「急行」の種別を採用できなかっただけである。
越後湯沢から六日町までJR上越線、犀潟からJR信越本線に乗り入れる。直江津からのえちごトキめき鉄道への乗り入れは妙高はねうまラインのみだった。そんな超快速だが、2023年3月のダイヤ改正で廃止されてしまった。
なお、超快速はトキ鉄日本海ひすいラインには乗り入れず、かつ梶屋敷以西が直流転換されなかったため、在来線特急「はくたか」が停車していた入善駅、魚津駅まで速達効果を発揮することはついぞなかった。
廃止前の運行状況[編集]
- 2023年3月の廃止前
- 下り越後湯沢9時14分発新井行のみ運転された。六日町駅、まつだい駅、虫川大杉駅に停車するが、それでも61分と普通列車より10~20分程度速かった。直江津からえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに乗り入れていた。
- 2022年3月11日のダイヤ改正前
- 越後湯沢9時56分発で途中十日町駅だけに停車し、越後湯沢と直江津を57分で結び、対上越新幹線として直江津←→東京で効果を持った下り直江津行、および直江津13時53分発で、現行の下りと同じ停車駅の上り越後湯沢行が設定されていた。
停車駅[編集]
越後湯沢駅-六日町駅-十日町駅-まつだい駅-虫川大杉駅-直江津駅~新井駅間の各駅
2015年の運行開始時は、六日町、まつだい、虫川大杉を通過していた。この3駅停車の列車は、2016年のダイヤ改正で下り1本のみ設定されたものである。停車駅増加後でも、直江津 - 湯沢間の停車駅間隔は16.8kmで、十日町市と上越市を結ぶ列車としての役割を担っていた。
類似の種別[編集]
- JR東海の特別快速は、新快速より停車駅が少なく、超快速と似た位置付けである。
- 兵庫県の神戸電鉄三田線には、快速の上位の種別と位置付けている「特快速(とくかいそく)」という種別が採用されている。但し、神鉄三田線の快速は2007年4月に廃止されており(快速の下位種別であった急行は存続)、2020年4月には神戸電鉄全線から快速という種別が消滅している。
関連項目[編集]
日本における列車種別 |