中央道高速バス

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

中央道高速バス(ちゅうおうどうこうそくバス)とは、名鉄バス及び共同運行各社が運行する名鉄バスセンターから中央自動車道を経由して長野県新潟県東京都を結ぶ高速バスの総称である。

概要[編集]

現在の中央道高速バスの前身にあたるバス路線は古く、1938年(昭和13年)に名古屋と飯田足助稲武根羽といった一般道経由で結んだ急行バスが開業。この急行バスは戦時中断を挟んで運行を続け、中央道恵那山トンネル開通時に中央道経由に載せ換えられ[注 1]岐阜県を経由するようになった。

国鉄の急行列車伊那の廃止後、名古屋と飯田・伊那方面を直通で結ぶ唯一の交通機関となっている。

各系統[編集]

飯田、伊那系統以外はクローズドドアの乗降制限がある。岐阜県東濃でも土岐市内は飯田系統の1往復しか停車しない。

飯田系統[編集]

名鉄バスセンター - 桃花台 - 馬篭 - 昼神温泉 - 伊賀良 - 飯田駅前 - 飯田商工会館
名鉄バスセンター - 桃花台 - 多治見 - 土岐 - 瑞浪天徳 - 恵那 - 馬篭 - 昼神温泉 - 伊賀良 - 飯田駅前 - 飯田商工会館
名鉄バスセンター - <栄(オアシス21)> - 桃花台 - 馬篭 - 駒場 - 伊賀良 - 飯田駅前 - 飯田商工会館

オアシス21は一部便のみ停車。

信南交通と共同運行。馬篭以南は自由乗降可能。岐阜県東濃の中央道BSに停車する便は少なく[注 2]中央西線と直接の競合はない。中津川IC周辺には停留場はない。オアシス21開業前も栄付近を通過し、県庁前に停車していた。

伊那系統[編集]

名鉄バスセンター・<栄> - 桃花台 - 瑞浪天徳 - 中津川 - 馬篭 - 駒場 - 上飯田 - 高森 - 松川 - 飯島 - 駒ヶ根バスターミナル - 伊那バスターミナル - 箕輪(伊那バス営業所)

信南交通・伊那バスと共同運行。飯島以南は自由乗降可能。飯田系統が停車しない中津川に停車する一方、伊賀良には停車しない。栄は一部便のみ停車。

松本系統[編集]

名鉄バスセンター - 栄 - 桃花台 - 中央道昼神温泉 - 中央道辰野 - 長野道岡谷 - 長野道みどり湖 - 広丘野村 - 長野道神林 - 松本インター前 - 松本バスターミナル

栄は名古屋行の一部便のみ停車。岐阜県内も停車しない。
中央道昼神温泉まで松本方面乗車/名鉄BC方面降車のみ、中央道辰野まで名鉄BC方面乗車/松本方面降車のみ可能。なお、鉄道駅に近い中央道川岸には停まらないため、諏訪方面は長野道岡谷から路線バス利用か徒歩での強歩[注 3]となる。

アルピコ交通本社と共同運行。2001年(平成13年)まで、JR東海バスも共同運行に関わっていた。

長野線[編集]

名鉄バスセンター - 栄 - 桃花台 - 長野道松本 - 安曇野 - 長野バスターミナル - 長野駅 - 善光寺大門

栄は名古屋行のみ停車

アルピコ交通長野支社の単独で1往復のみの運行で、この系統のみ、減便時に名鉄バスが撤退して運行に関わっていない。

新潟系統[編集]

名鉄バスセンター - 木田(上越) - 長岡北 - 栄 - 三条・燕 - 新潟駅前 - 万代シテイバスセンター

新潟交通と共同運行。この系統は愛知県内に停留所がない。

新宿系統[編集]

名鉄バスセンター - 栄 - 勝川駅前(夜行のみ) - 桃花台 - 多治見 - 瑞浪天徳 - 恵那 - 中津川 - 馬籠 - 中央道八王子 - 中央道日野 - 中央道府中 - 中央道深大寺 - バスタ新宿

京王バスと共同運行。愛知・岐阜←→東京のみ利用できる。東京側で京王バスが幹事社となる中央高速バスとしてこの系統が案内されている。
夜行便も運行され、夜行便の一部は勝川駅前、もしくは東京都下の高速BSの代わりに府中駅聖蹟桜ヶ丘駅に停車する。

廃止系統[編集]

関連項目[編集]

[編集]

  1. 載せ替え後も区間分断ながら、名鉄バスや信南交通が一般路線バスを運行したが、現在は西三河地方ではとよたおいでんバス等、長野県南信州南西部で西部コミュニティバスなどが運行をしている。
  2. 昼神温泉経由の1往復のみ。
  3. 岡谷駅まで徒歩45分ほど。