富山地方鉄道本線

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本線
概要
起終点起点:電鉄富山駅
終点:宇奈月温泉駅
駅数41駅
路線記号T
ウェブサイト鉄道 - 駅情報
運営
立山軽便鉄道開業1913年6月25日 (1913-06-25)
黒部鉄道開業1922年11月5日 (1922-11-05)
最終延伸1936年10月1日 (1936-10-01)
所有者立山鉄道+黒部鉄道→立山鉄道+富山電気鉄道→富山地方鉄道
路線諸元
路線総延長53.3 km (33.1 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
電化直流1,500 V,
架空電車線方式
運行速度最高95km/h[1]
外部リンク

富山地方鉄道本線(とやまちほうてつどうほんせん)は、富山地方鉄道鉄道路線

概要[編集]

それ以外は単線

沿革[編集]

新宮川 - 滑川間を立山鉄道、電鉄黒部 - 宇奈月温泉間を黒部鉄道が建設した以外は、富山の鉄道王佐伯宗義が専務を務めた富山電気鉄道が建設した。佐伯は滑川 - 西三日市(現・電鉄黒部)間の免許交付を渋った鉄道省幹部に対し「局地交通だから、直接競合しない」と主張し、免許交付を勝ち得た辣腕ぶりを発揮した[2]

沿線状況[編集]

駅一覧[編集]

  • 全線富山県内に所在
  • 線路 … ∥:複線区間、∨:ここより下は単線、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)
  • ●はすべて停車、▲は一部停車、|↓は通過、↓は片方向のみ運転。普通列車は各駅に停車。
駅番号 駅名 駅間
キロ
営業
キロ
急行 快速急行 特急 接続路線・備考 線路 所在地
T 01 電鉄富山駅 - 0.0 西日本旅客鉄道:■ 北陸新幹線高山本線(富山駅)
あいの風とやま鉄道:あいの風とやま鉄道線(富山駅)
富山地方鉄道:富山軌道線(富山駅停留場: C 15、電鉄富山駅・エスタ前停留場: C 14)・富山港線(富山駅停留場: C 15
富山市
T 02 稲荷町駅 1.6 1.6 富山地方鉄道:不二越線
T 03 新庄田中駅 0.9 2.5  
T 04 東新庄駅 1.1 3.6  
T 05 越中荏原駅 1.1 4.7  
T 06 越中三郷駅 2.3 7.0  
T 07 越中舟橋駅 1.5 8.5   中新川郡 舟橋村
T 08 寺田駅 1.3 9.8 富山地方鉄道:立山線 立山町
T 09 越中泉駅 0.7 10.5  
T 10 相ノ木駅 0.8 11.3   上市町
T 11 新相ノ木駅 0.8 12.1  
T 12 上市駅 1.2 13.3  
T 13 新宮川駅 1.8 15.1  
T 14 中加積駅 2.0 17.1   滑川市
T 15 西加積駅 1.6 18.7  
T 16 西滑川駅 1.1 19.8  
T 17 中滑川駅 0.8 20.6  
T 18 滑川駅 1.2 21.8 あいの風とやま鉄道:あいの風とやま鉄道線
T 19 浜加積駅 1.4 23.2  
T 20 早月加積駅 1.2 24.4  
T 21 越中中村駅 1.2 25.6  
T 22 西魚津駅 2.0 27.6   魚津市
T 23 電鉄魚津駅 1.3 28.9  
T 24 新魚津駅 1.3 30.2 あいの風とやま鉄道:あいの風とやま鉄道線(魚津駅)
T 25 経田駅 2.7 32.9  
T 26 電鉄石田駅 2.0 34.9   黒部市
T 27 電鉄黒部駅 2.3 37.2  
T 28 東三日市駅 0.6 37.8  
T 29 荻生駅 0.8 38.6  
T 30 長屋駅 1.0 39.6  
T 31 新黒部駅[3][4] 1.1 40.7 西日本旅客鉄道:■ 北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅
T 32 舌山駅 0.3 41.0  
T 33 若栗駅 0.7 41.7  
T 34 栃屋駅 1.1 42.8  
T 35 浦山駅 1.5 44.3  
T 36 下立口駅 1.3 45.6  
T 37 下立駅 0.7 46.3  
T 38 愛本駅 1.3 47.6  
T 39 内山駅 1.1 48.7  
T 40 音沢駅 0.8 49.5  
T 41 宇奈月温泉駅 3.8 53.3 黒部峡谷鉄道:本線宇奈月駅

廃止区間[編集]

上市支線[編集]

1943年(昭和18年)11月11日廃止

  • 上市口(現在の上市)駅 - 上市駅

黒部支線[編集]

1969年(昭和44年)8月17日廃止

  • 電鉄桜井(現在の電鉄黒部)駅 - 黒部駅

石田線[編集]

1940年(昭和15年)6月1日廃止

旧・立山鉄道[編集]

1931年(昭和6年)11月6日、新宮川駅 - 上市駅間廃止、1932年(昭和7年)12月20日全線廃止

廃駅・廃信号場[編集]

  • 富山田地方駅(電鉄富山駅 - 稲荷鉱泉駅間、1931年(昭和6年)8月15日開業、1969年(昭和44年)4月15日廃止)
  • 稲荷鉱泉駅(富山田地方駅 - 稲荷町駅間、1933年(昭和8年)4月1日開業、1942年(昭和17年)10月31日廃止)
  • 西新庄駅(稲荷町駅 - 東新庄駅間(新庄田中駅は未開業)、1931年(昭和6年)8月15日開業、1942年(昭和17年)10月31日廃止)
  • 大永田駅(新宮川駅 - 中加積駅間、1931年(昭和6年)8月15日開業、1942年(昭和17年) - 1946年(昭和21年)頃廃止[5]
  • 道下駅(魚津(現在の新魚津)駅 - 経田駅間、1937年(昭和12年)3月30日開業、1944年(昭和19年)5月18日廃止)
  • 石田信号所(石田第二信号所(現在の電鉄石田駅) - 電鉄桜井(現在の電鉄黒部)駅間、開業日不詳、1940年(昭和15年)6月1日廃止)
  • 荷上駅(音沢駅 - 宇奈月(現在の宇奈月温泉)駅間、1943年(昭和18年)8月13日開業、1946年(昭和21年)3月12日廃止)
  • 深谷口駅(貨物駅、音沢駅 - 宇奈月(現在の宇奈月温泉)駅間、1934年(昭和9年)10月10日開業、1936年(昭和11年)11月12日廃止)

車両[編集]

立山線不二越線上滝線と共通の車両が使用される。

10030系[編集]

京阪3000系電車の車体に営団地下鉄の台車を組み合わせてできた車両である。一部の車両は国鉄485系電車のDT32台車に履き替えられた。室内は京阪時代のままだが、テレビが撤去され、ワンマン化改造が行われた。この車両の登場により、富山地方鉄道の冷房化率が大幅に向上した。

2021年12月、10037Fの2両が廃車された。

14760系[編集]

鉄道線で最後となる自社発注車かつ軌道線を含めた初の冷房車。1979年から2連7本とTc車であるクハ175の計15両を製造した。クハ175を除く全車がワンマン化されている。

16010系[編集]

西武5000系電車の車体に国鉄485系電車の機器を組み合わせてできた車両である。後に2連化され、機器配置も変更となった。室内は西武時代のままだが、先頭車はすべてワンマン化されている。

2016年、運用から外れていた中間付随車クハ111が廃車された。

17480系[編集]

東急8590系電車の先頭車2連4本を譲渡したもの。スノウプラウの取り付けやワンマン機器が設置された。なお、中間2扉については閉鎖されたが、鉄板などで埋められてはいない。

20020系[編集]

西武10000系電車4両を3両編成に短縮して登場。2022年2月19日営業運転開始。この車両は旧西武5000系の機器を流用していることから思いもよらぬ形で車体と機器が再会することになる。

過去の車両[編集]

10020系14720系[編集]

1961年に登場した日車ロマンスカーの1つ。前者は75kWモーター、後者は110kWモーターを搭載することから形式が分けられた。当初はすべて3連で登場したが、輸送力調整のため2連5本と増結用Tc車2両に組み替えられた。14720系のみワンマン化されている。

2005年から廃車が始まり、2019年に最後まで残った2連1本ずつが廃車となり形式消滅となった。

14710系[編集]

名鉄3800系電車。当時存在していた雑多な旧型車の淘汰を図るために2連7本を譲受した。高速性能に優れることから重宝されたが、冷房化が進むと対象から外され、10030系に代替されて全車両が廃車された。

14750系[編集]

1948年登場の運輸省規格型電車。全車両が両運転台で、4両が製造された。当初はモハ1500形とクハ1050形となっていたが、後にモハ14750形とクハ160形に改番、さらにクハ160形も電装されてモハ14750形に統合された。冗長性の高い運用を組める本系列は重宝されたが、冷房化が進むと対象から外され、10030系に代替されて全車両が廃車された。

14790系[編集]

1955年に2両が登場した両運転台車で、当初は14770系を名乗っており、モハ14772は当初クハ171であった。1981年に14760系の増備が進み14790系に改番された後も単行運転が可能なことから重宝されたが、冷房化が進むと対象から外され、1997年までに全車両が廃車された。

14780系[編集]

1956年から58年にかけて2連3本が登場。固定クロスシートであったことから14760系が登場すると特急運用の主力からは外された。1988年には14782Fと83Fに冷房化も行われたが、1997年に非冷房の14781Fが廃車となり、残る2本も16010系に代替され1999年までにすべて廃車された。

クハ90[編集]

1962年に2両が登場した旧性能の制御車。先述の14710形の導入で車齢わずか9年で全廃となった。

その他[編集]

本線には、富山電気鉄道建設の名残である「電鉄〇〇」の駅名を名乗る駅がある。

脚注[編集]

  1. 寺田裕一『日本のローカル私鉄 (2000)』 - ネコ・パブリッシング
  2. 一方で、この路線並行の環境を地鉄が並行しない魚津梶屋敷間の第三セクター以前の北陸本線の直流化に活かさなかった富山県トップにはその愚かさぶりを感じざるを得ない。
  3. 国交省、富山地鉄の新駅設置を認可…北陸新幹線に連絡 - レスポンス、2013年8月10日、2013年8月30日閲覧。
  4. 北日本新聞 2013年9月28日付朝刊30面より。
  5. 『日本鉄道旅行地図帳 6号 北信越』p.37
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