伊那路 (列車)

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伊那路
Inaji
概要
種別特急
列車番号20+運行号数
運行開始1992年12月(臨時急行)
種別変更1996年3月(特急昇格)
運行事業者東海旅客鉄道
路線
走行路線飯田線
起点豊橋駅
終点飯田駅
その他
使用車両373系
両数3両

伊那路(いなじ)とは、豊橋 - 飯田間を飯田線経由で運行するJR東海特別急行列車である。1996年以前は急行「伊那路」として運行をしていた。

概要[編集]

2022年春のダイヤ改正以降、全列車が「特急伊那路」の名称となっている。車両は373系が使用されている。

2024年現在は豊橋発着の2往復が運行中であり、午前中に1往復、夕方に1往復となっている。豊橋駅で新幹線ひかり号に連絡する。

豊橋〜飯田間の全区間の自由席で30kmまで330円、30.1km〜50kmで660円の特定特急料金が適用される。

水窪など浜松市天竜区の北部や下伊那郡の南部から、豊橋や飯田へアクセスするのに便利な列車となっている。

歴史[編集]

国鉄時代[編集]

みすず (列車)」も参照

国鉄時代、飯田線飯田以南で、急行(準急)「伊那」が最大4往復設定され、最長で上諏訪~美濃赤坂間(8号、東海道本線内普通)が運行されるなど、東海道本線にも下り2本、上り1本が乗り入れ、飯田線全区間通し列車も2往復設定されていた。また、現在の特急は停まらない東栄、浦川、伊那八幡にも停車していた。しかし、中央道高速バス定着後は乗車実績が低迷し、1983年(昭和58年)7月に廃止され、代わりに天竜峡以南で愛称なし快速2往復が設定され、急行「天竜」から種別変更した快速も飯田〜駒ヶ根間で1往復増発された。

ナイスホリデー[編集]

分割民営化後、JR東海は休日に遊休する快速用車両を用いた快速ナイスホリデー号を運行。飯田線でも名古屋直通の「ナイスホリデー天竜・奥三河」を中部天竜発着で設定。後に飯田まで延長され、後述の急行「伊那路」設定まで運行された。

臨時急行[編集]

現在の特急伊那路の直接の原型となっているのは、1992年に165系を利用して、国鉄時代以来9年半ぶりに飯田線の優等列車として1往復が設定された臨時急行「伊那路」である。3両編成を基本していたが、利用客は徐々に増加し、6両編成で運転されることも珍しくなかった。

急行時代はヘッドマークも掲げられ、そのデザインは台形のもの、円形のものと複数種類が存在した。

特急[編集]

1996年(平成8年)、165系の老朽化を理由に373系へ置き換えられて特急へと格上げ。特急格上げと同時に定期列車化されて2往復に増発され、通年で毎日運転されるようになった。
なお、373系にはドアカット機能がなく、急行時代のように多客時の6両運転は出来なくなったが、佐久間レールパーク閉園以降は最盛期ほどの需要も無くなり、3両編成でも充分な日の方が多い。

2022年(令和4年)3月11日までは他のJR東海の特急列車と同じように「ワイドビュー」を冠した「ワイドビュー伊那路」の愛称となっていた[注 1]

ダイヤ[編集]

一日2往復の運行。

南行は、ちょうど6時間間隔での運行。豊橋では、上りこだまに10分、上りひかりに20分、下りこだまに8分の接続。

北行は、2本が概ね8時間開いている。豊橋では、下りひかりから15-27分、下りこだまから6-18分、上りこだまから16-32分の接続。

停車駅[編集]

停車駅は以下の通り

豊橋駅-豊川駅-新城駅-本長篠駅-湯谷温泉駅-中部天竜駅-水窪駅-平岡駅-温田駅-天竜峡駅-飯田駅

さわやかウォーキング長篠城のぼり祭りなど沿線で大規模なイベントが開催される際には、上記以外の駅にも臨時停車する場合がある。

今後[編集]

Achtung.png以下の内容は投稿者の予想や憶測を含みます。
確定事項ではありません。参考程度にご覧下さい。

三遠南信自動車道は既に愛知・静岡県境での建設が佐久間~水窪間を除いて進んでおり、静岡・長野県境の青崩峠のトンネルも貫通していて開通が確実で長野県南東部でも国道152号の道路拡張整備が進んでいるため、速度の出ない本列車の存続がより厳しくなったことに変わりはない。
しかし、新幹線との接続が良いことや、2024年問題でバスドライバー不足が懸念されることから、一部座席指定またはワンマンの快速再設定や新車取替による通常期の2両減車という形で残る可能性が否定できない。ついでに、関西線・武豊線・御殿場線のワンマンが315系化される頃には373系の老朽代替時期に迫るため、313系の玉突き転用による伊那路の1992年以来の快速再格下げは、特急大雪の快速格下げ検討の事例を踏まえると好都合な手法の1つと思われる。

憶測はここまで


その他[編集]

  • 381系電車が現役の頃は多客期の臨時列車として、名古屋発着の伊那路号が設定されたことがある。381系を使用する伊那路は4両編成で、グリーン車が連結されていた。東海道線内での停車駅は現在の特別快速に準じていた。

脚注[編集]

  1. ワイドビュー」を冠しなくなった理由はHC85系を参照。
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東海旅客鉄道の在来線列車
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東海道本線(名古屋地区 新快速 - 特別快速 - しらさぎ - ホームライナー
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身延線 ふじかわ富士川・白糸(過去)
飯田線 伊那路 - みすず - 佐久間レールパーク号 (過去)
高山本線 ひだ/たかやま - 北アルプス (過去)
関西本線名古屋地区)・
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南紀 - みえ - 鈴鹿グランプリかすが (過去)
東海道本線経由夜行列車 サンライズ出雲 - サンライズ瀬戸ムーンライトながら -富士 - さくら - みずほ - はやぶさ - 銀河 - サンライズゆめ - あさかぜ (過去)
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現行列車
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小海線 HIGH RAIL 1375
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飯田線 伊那路 - 飯田線秘境駅号 - みすず
飯山線 おいこっと
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信越本線(えちごトキめき鉄道) しらゆき - 海里
高山本線 ひだ
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身延線 富士川・みのぶ・白糸
小海線 葉ッピーきよさと・マザーグーストレイン・小海・八ヶ岳・甲斐駒 - すわ・のべやま
大糸線 アルプス・白馬(初代) - ムーンライト信州 - つがいけ - 白馬
信越本線(しなの鉄道) あさま・そよかぜ・信州・軽井沢・妙高・志賀 - とがくし・赤倉・みのり - 信越 - はくたか - 信越白鳥→白山 - 黒部・越前→能登 - 妙高
飯田線 赤石・こまがね - 天竜→かもしか - 伊那
飯山線 野沢 - うおの
北陸本線(新潟県下)・越後線 ひめかわ - はくたか - 新潟雷鳥 - 白鳥 - きたぐに - きらきらうえつ - 北越 - 信越
上越線 ムーンライトえちご - とき - 佐渡 - よねやま - あけぼの - 鳥海 - 北陸
高山本線 のりくら - おくみの - たかやま - 北アルプス
不定期
JR東区間 シュプール
JR東海区間 さわやかウォーキング
JR西区間 シュプール
国鉄/JRのみとさせていただきました。