能登 (列車)
能登/越前 Noto/Echizen | |
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概要 | |
種別 | 急行 |
運行開始 | 1975年/1965年 |
運行終了 | 2010年/1982年 |
路線 | |
走行路線 | 東北線・上越線・信越線・北陸線 |
起点 | 上野駅 |
終点 | 金沢駅・福井駅 |
その他 | |
使用車両 | 旧型客車→14系→489系 |
能登(のと)とは、日本国有鉄道および東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)が運行していた急行列車である。なお、本項目では関係の深い越前(えちぜん)に関しても記述する。
前史[編集]
「越前」は福井県の旧国名である「越前国」から、「能登」は能登半島から愛称を得ている。
「越前」はもともと大阪駅〜金沢駅を結ぶ昼行急行であったが、この列車が1965年10月に「加賀」へ改名されたことにより上野駅から福井駅を信越本線経由で結ぶ夜行急行列車として再設定された。また、東京駅〜金沢駅を米原経由で結ぶ夜行急行として「能登」が設定されていたが、ヨン・サン・トオで東京〜米原間が廃止され、米原〜金沢間は急行「くずりゅう」に立て替えられた。
1975年3月には上越線長岡駅経由で金沢駅止まりの「能登」が急行「北陸」からの愛称変更で設定された。
当時の使用車両は「越前」、「能登」とも10系やスハ43系といった旧型客車であった。
新幹線開業と変革[編集]
昭和57年11月15日日本国有鉄道ダイヤ改正により上越新幹線が開業すると、「能登」は廃止となった。一方で「越前」は金沢駅打ち切りとなり、14系(座席車+B寝台)使用の「能登」に変更された。国鉄分割民営化後は臨時列車として七尾線輪島駅まで乗り入れた。1993年3月のJR東日本ダイヤ改正では妙高 (列車)の廃止を受け489系ボンネット型で電車化されて大幅に時間短縮したが寝台車の連結はなくなった。また、これによってEF62の定期運用が消滅した。さらに福井駅に臨時列車と延長されて後に定期化した。1997年10月のJR東日本ダイヤ改正で信越本線の一部が廃止されたため再び上越線経由となった。
1997年時点での停車駅は、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、松任、金沢、津幡、石動、高岡、小杉、富山、滑川、魚津、黒部、入善、泊、糸魚川、直江津、高崎、熊谷、大宮、赤羽、上野。北行は鴻巣、桶川、上尾にも停車。
廃止[編集]
乗車率は比較的高かったが、北陸新幹線開業を5年後に控えた2010年3月のJR東日本ダイヤ改正によって廃止され、当時グループ会社の西日本JRバス、JRバス関東も運行していた夜行バスに経営資源を移した。ただ、寝台特急北陸とは違い2012年までJR東日本の485系電気釜タイプを使用した臨時運転が行われた。
関連項目[編集]
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