JR西日本223系電車

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちがJR西日本223系電車の項目をおカタく解説しています。

JR西日本223系電車(JRにしにほん223けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道JR西日本)の直流近郊形電車、および主力車両である。

アンサイクロペディアでは「コンドルライナー」と呼ばれている。親はJR西日本221系電車、子はJR西日本225系電車である。親にも子にも似てない。

概要[編集]

最後に作られた番台の5500番台。

関西国際空港の開業により、1993年に関空快速用新型車両として223系0番台が製造された。その後、新快速快速用、近郊型車両等に使われる鉄道車両となった。

車体はステンレス製で、室内は転換クロスシートである。
制御装置は製造当時実用化しつつあったVVVF制御を採用しており、221系との大きな相違点である。

新快速用に投入された1000・2000番台には性能選択スイッチが存在し、通常の性能、223系0番台性能、221系性能を選択することができる。6000番台はこのスイッチを221系性能に固定した車両である。他の番台にも性能選択スイッチがあるが詳細は不明。

番台別[編集]

この節は執筆の途中です この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!

番台 投入線区 備考
0番台 阪和線関西空港線 未更新車は系列内唯一のGTO-VVVF車である。
1000番台 東海道・山陽線 1000番代のうち4連2本はAシート車である。
2000番台 東海道・山陽線 同番台の電動車の一部が3個モーターの3000番台となっている。
1000番台と異なり、先頭車化改造・中間車化改造を考慮した設計となっている。
2500番台 阪和線・関西空港線 2000番台の阪和線バージョン。2000番台よりも性能が低い台車を履いている。2023年3月から草津線湖西線嵯峨野線へ。
5000番台 瀬戸大橋線 マリンライナー専用の車両。
5500番台 山陰本線福知山線舞鶴線 最後に作られた車両。221系性能である。
6000番台 福知山線・東海道線 2000番台を221系性能に落とした可哀そうな車両。
9000番台 U@tech もとは2000番台の車体工法確認用試験車として登場。2019年に廃車。

0・2500番台は3列シート、それ以外は4列シートとなった。2000番台以降は窓は一部の客用窓が上段下降、下段固定窓となった。この窓は当初は非常時以外開閉禁止となっていた。便所は車椅子対応の洋式便器を採用した。

改造[編集]

体質改善工事[編集]

  • 2018年5月、HE401編成を皮切りに0番台の体質改善工事が開始。ライトの交換(LED化)、車内改装、VVVFのIGBT化、行先表示機の換装が施工された。現在はHE414編成を除き完了している。
  • 2500番台でも2019年出場のHE429編成から体質改善工事を行われており、約半分の編成が施行された。
  • 1000番台では、2019年7月にV3編成より更新工事がスタート。2022年には基本編成でも体質改善車が登場している。
    • 付属編成の体質改善工事は2023年11月に完了した。

運用[編集]

日根野に所属する0番台と2500番台は阪和線関西空港線大阪環状線などで運用されている。

網干に所属する1000・2000番台は神戸線・京都線・琵琶湖線湖西線などで運用されている。

宮原に所属する6000番台は宝塚線などで運用されており、221系と共通運用である。

京都に所属する2500・6000番台は嵯峨野線および湖西線などで運用されており、221系と共通運用である。

福知山に所属する5500番台は嵯峨野線および福知山線などで運用されている。嵯峨野線区間では京都所属の編成と連結する。

岡山に所属する5000番台は瀬戸大橋線で快速マリンライナーとして運用されている。全区間でJR四国の5000系と連結する。

関空特快ウィング[編集]

関西国際空港開港直後、223系を使用した姫路から関西空港まで行く列車が設定されていたが、旅客が少なかったため引退した。指定席車が連結されていたことでも有名。

車両番号[編集]

  • クハ222
    • 1-9:0番台6両編成のうち1号車。後に編成組み替えあり
    • 101-107:0番台2両編成のうち1号車。後に編成組み替えあり
  • クモハ223
    • 1-9:0番台6両編成のうち6号車。後に編成組み替えあり
    • 101-107:0番台2両編成のうち6号車。後に編成組み替えあり
  • サハ223
    • 1-18:0番台6両編成のうち2,5号車。後に編成組み替えあり
    • 101-109:0番台6両編成のうち4号車。後に編成組み替えあり
  • モハ223
    • 1-9:0番台6両編成のうち3号車。後に編成組み替えあり

編成表[編集]

223系の編成一覧を参照。

今後[編集]

近い世代の車両[編集]

関連項目[編集]


JR西日本の鉄道車両
客車
一般用 オハフ33形* - オハ46形* - マイテ49形* - 50系* - 60系* - 35系
急行形・特急形 12系* - 14系* - 20系* - 24系*
貨車
ヨ8000形* - チ1000形* - チキ5200形* - チキ5500形* - チキ6000形* - チキ7000形* - ホキ800形* - トラ45000形* - トラ70000形* - ワム80000形* - ワキ5000形* - ワキ10000形*
気動車
急行型 キハ58系* - キハ65形*
特急型 - 87系 - キハ181系* - キハ187系 - キハ189系
一般型 キハ20系* - キハ33形 - キハ35系* - キハ37形* - キハ40系 - キハ45系* - キハ120形 - キハ121系 - キハ122系 - キハ126系 - キハ127系
電車
直流用
特急型 - 183系 - 271系 - 273系 - 281系 - 283系 - 285系 - 287系 - 289系 - 381系*(定期運用終了)
急行型 165系 - 167系* -
近郊型 クモハ84形 -111系*・113系* - 115系* - 117系* - 123系* - 125系 - 211系 - 213系 - 221系 - 223系 - 225系 - 227系
通勤型 直流用クモハ42系* - クモニ83形* - 101系* - 103系* - 105系* - 201系 - 205系 - 207系 - - 321系 - 323系
交直流
特急型 485系* - 489系* - 583系* - 681系 - 683系
急行型 457系 - 471系 - 475系*
近郊型 413系* - 415系* - 419系* - 521系
通勤型 なし
ハイブリット車 DEC700形
その他車両
事業用車
機関車
電気機関車
直流 EF15形* - EF58形* - EF59形* - EF60形* - EF64形* - EF65形* - EF66形*
交直流 EF81形*
交流 なし
ディーゼル機関車 DD14形* - DD15形* - DD16形* - 912形* - DD51形* - DE10形* - DE15形*
蒸気機関車 C56形160号機、展示用) - C57形1号機) - C61形(2号機、展示用) - C62形(2号機、展示用) - D51形200号機
電車
直流 クモヤ90形* - クモヤ91形* - 145系*
交直流 441系* - 443系*
交流 なし
客車 マヤ34形* - オヤ31形*
貨車 ケ10形* - ソ80形* - 923形* - 931形* - 935形*
気動車 キヤ141系 - キヤ143形 - キヤ191系* -
ハイブリッド車 DEC741形
新幹線 500系 - 921形 - 922形* - 923形
新幹線 0系* - 100系* - 300系 - 500系 - 700系 - N700系 - N700S - W7系
「*」がある形式は国鉄から継承。右上に「廃」と書かれた形式はJR西日本には書類上存在しない。
データは2024年10月1日現在のもの。