東芝GTO
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東芝GTO(とうしばGTO)とは、GTOサイリスタを素子に使用したVVVFインバータ制御のうち東芝が製造したものをさす。
概要[編集]
日本の鉄道向けVVVF制御用インバータは三菱、日立、東洋、東芝により主に製造されているが、GTOサイリスタもIGBTも各社によりそれぞれ独特な音を発する。
東芝GTOは初期型については三菱の初期型GTO-VVVFと同様の音を発するが、後期型は非同期音にF♯5に近い音が使用されているという特徴をもつ。
採用例[編集]
- JR北海道721系電車 - 4000番台のうちの2両。電気ブレーキ無し。
- JR東日本209系電車 - 910番台に採用。すでに引退。
- JR東日本255系電車 - 日立IGBTに換装済み。
- JR東海373系電車
- JR東海383系電車
- 名古屋市交通局3050形電車 - 初期型。三菱IGBTへの換装が進んでいる。
- 名古屋市交通局6000形電車 - 初期型。三菱IGBTへの換装が進んでいる。
- 新幹線300系電車 - 全廃。
- 新幹線500系電車 - 一部は東芝IGBTに換装。
- JR西日本207系電車 - 1000番台に採用。東芝IGBTへの換装が進んでいるが、筐体がそのままという魔改造である。
- JR西日本223系電車 - 0番台、100番台に採用。東芝IGBTへの換装が進んでいる。
- JR西日本281系電車
- JR西日本681系電車
- 関西電力300形無軌条電車 - 全廃。
- 立山黒部貫光8000形無軌条電車
- 北越急行681系電車
- 北大阪急行電鉄8000系電車 - 初期型。東芝GTOは廃車や更新により全廃。
- 大阪市交通局20系電車 - 一部のみ。日立からのOEMと推測。全車IGBTに換装済み。
- 阪急8000系電車 - 東芝IGBTによるPMSM化が進んでいる。
- 阪急8200系電車
- JR四国6000系電車
- JR四国8000系電車 - 発電ブレーキのみの搭載。東洋IGBTへの換装が進んでいる。
- JR九州813系電車 - 発電ブレーキのみの搭載。
- JR九州883系電車 - 0番台のみ。発電ブレーキのみの搭載。
- 韓国鉄道公社311000系電車
- カイロ地下鉄2号線の初代車両
東芝GTO自体は生産終了しているので譲渡車・機器流用車以外で新たに出現することはないとみなして良い。