紀伊國屋書店

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株式会社紀伊國屋書店(きのくにやしょてん)は、日本の書店、出版社。

概要[編集]

1927年(昭和2年)1月22日創業。会社設立は1946年 (昭和21年)1月16日[1]

創業者の田辺家の先祖は、紀伊徳川家の江戸藩邸に勤める足軽で、商売を営むことになった時に屋号として出身地にちなんだ「紀伊國屋」をつけたのが始まりである。最初は材木問屋だったが、その後炭問屋になり、田辺茂一の代で書店を開業して今に至る。江戸時代の豪商の紀伊國屋文左衛門とは、何の関係もない。

1980年代、「チビブスカッペメガネの女は採用しないように」と採用方針を示した社内文書が流出、社会的制裁を受けた[2]

店舗の一覧[編集]

カッコ内は開店した年である。

日本国内の各店舗の詳細は公式サイト「紀伊國屋書店全国店舗案内」、日本国外は公式サイト「事業所一覧 海外店舗」、大学内の店舗は「事業所一覧【大学ブックセンター】」もそれぞれ参照。

国内[編集]

北海道・東北[編集]

北海道
青森県
  • 弘前店(弘前市、1983年)- 弘前パークホテル1階。
宮城県

関東[編集]

栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県

中部[編集]

新潟県
富山県
石川県
福井県
愛知県

近畿[編集]

滋賀県
大阪府
兵庫県

会社名に冠している紀伊国(現在の和歌山県)には出店はない。

中国・四国[編集]

岡山県
広島県
徳島県
香川県
愛媛県
  • 松山仮営業所(松山市、2009年)- 旧松山店の閉店後、仮店舗(千舟町4-4-3、松山MCビル内)としての展開。あくまで仮店舗のため公式サイトには店舗として掲載されてはいない(事業所一覧には掲載されている)が、書籍の販売を行っている。1978年開店の旧店舗(現在のジュンク堂書店松山店)とは別の位置。
  • いよてつ高島屋店(松山市、2010年)- 旧松山店の閉店後、上記の仮営業所において書籍の販売を続けてきた紀伊国屋であるが、2010年3月に正式な店舗を伊予鉄高島屋7階に再出店した。3月始めに書籍フロアを先行してオープンさせ、4月末にそのほかのフロアもオープン。

九州[編集]

福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
鹿児島県

国外[編集]

アメリカ紀伊國屋書店
シンガポール紀伊國屋書店
  • シンガポール本店(1999年)- 最初の店舗は1988年開店。
  • リャンコート店(1983年)
  • ブギス店(1995年)
インドネシア紀伊國屋書店
マレーシア紀伊國屋書店
タイ紀伊國屋書店
アラブ首長国連邦紀伊國屋書店
オーストラリア紀伊國屋書店
台湾紀伊國屋書店

その他[編集]

かつて営業していた店舗[編集]

北海道
  • (旧)札幌店(1971年)- 大通公園に面した第二有楽ビルと地下街オーロラタウンに出店していた。2005年、札幌本店として札幌駅近くに移転した(オーロラタウンに出店していた部分は現在も営業中である)。
  • サッポロファクトリー店(1993年-1997年)
  • 札幌ロフト店(札幌市中央区、1997年)- 札幌ロフト5階。札幌西武の閉店と同時に2009年9月30日付けで閉店。
  • 琴似店(1976年-1999年)- 地下鉄琴似駅直結の紀伊国屋ビル1F-B1F内 
  • 真駒内店(1972年-1990年)- クリスタルタウン内2Fに出店。ミュークリスタルに建替えの際、撤退。
千葉県
東京都
  • アドホック店(1971年)- 新宿本店に隣接するアドホックビルに出店。文具売り場などがあったが、2003年に改装され新宿本店と統合。
  • 府中店(1996年-2006年)- 再開発によりつくられたフォーリス(建物的には伊勢丹府中店と一体)に出店していた。
  • アロマスクエア店(1998年)- アロマスクエアの完成と同時に開店したが撤退、後続して福家書店が開店。
  • 多摩そごう店 - 多摩そごう内にあったが2000年のそごう民事再生手続開始決定によってそごう多摩店が閉店になり同時に閉店となった。
  • 東京オペラシティ店 - 東京オペラシティ2階にあったが2004年閉店。現在はくまざわ書店が営業している。
神奈川県
  • 川崎店(川崎ルフロン内、1987年-2008年1月)
  • 上大岡店 - 三越上大岡店(現リストガーデンスクエア)に出店していたが2003年閉店。
愛知県
  • ロフト名古屋店(1996年)- 2006年9月30日店舗賃貸契約の終了とともに閉店。ちなみに、フロアは異なるが2009年8月にジュンク堂書店が出店し、ロフト名古屋内に書店が復活している。
  • 名古屋名鉄店(2007年)- 名鉄百貨店メンズ館5階。ロフト名古屋店の後継店舗だったが、2011年3月31日に閉店。跡地は同日閉館した名鉄百貨店ヤング館から移転した無印良品が出店している。
滋賀県
  • 西武大津店(2002-2008年) - 西武大津ショッピングセンター2階。現在はふたば書房が営業している。
京都府
  • 京都御池店(1997年)- ゼスト御池の開店とともにオープン。京都初出店だったが2003年閉店。現在は同じ場所でふたば書房が営業している。
  • MOVIX京都店(2005年)- 京都松竹座内。2011年9月30日閉店。
大阪府
  • 心斎橋店 - 心斎橋OPAに出店していたが2000年閉店。
  • プラットプラット店 - ダイヤモンドシティ・プラウ(現イオンモール堺北花田プラウ)に移転。後に同じ場所で旭屋書店が堺プラットプラット店を出店したが、その旭屋書店も撤退。現在はTSUTAYAが堺プラットプラット店を運営している。
岡山県
  • 岡山店(1973年)- エスパス岡山に出店していたが2005年、クレド岡山店(1999年開店)に統合。閉店後は洋服の青山になり(1~5階)、数ヶ月後に閉店して改装工事をし、同社運営のザ•スーツカンパニーになった。(売り場階数が縮小した模様)・メディアカフェポパイ(6~7階)になっているが、岡山営業所のみは同所(9階)に残っている。
香川県
  • (旧)高松店(1997年)- コトデンそごうの開店とともにオープンしたが、2001年に同店の経営破綻・閉店に伴い撤退。
愛媛県
  • (旧)松山店(1978年)- 四国初の出店であったが、2009年7月末で閉店。その後紀伊国屋では松山市内への再出店を計画しており、2010年3月を目処に伊予鉄高島屋内に(新)松山店が開店する予定。
福岡県
  • 福岡天神店(1976年)-(旧)福岡店。天神コア開業とともにオープン。天神地区における大型書店のさきがけであったが、1990年代後半以降、他の大型書店との競争激化による売り上げ減少が続き、2007年3月に閉店した。
  • 博多大丸店(1997年)
  • 小倉店(1993年)- 小倉そごうの開店とともにオープン。北九州地区の基幹店舗として親しまれたが、小倉そごうの経営破綻・閉店に伴って撤退した。
熊本県
  • 熊本店(1975年)- 九州地区最初の店舗。事務機器メーカー・金剛が本社跡の再開発ビルに核テナントとして誘致したもの。長く熊本における代表的大型書店であったが、中心市街地に他の大型書店が相次ぎ出店したことにより売り上げが減少し、2007年6月末で閉店した。
国外

出典[編集]