そごう・西武

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株式会社そごう・西武 (そごう・せいぶ) は、西武・そごうを運営する企業でセブン&アイ・ホールディングスに属する。アメリカの投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却が決定。

概要[編集]

西武百貨店

池袋駅に本店がある元西武鉄道セゾン系列の百貨店である。かつては全国に多数の店舗があった。
名称は西武を名乗っているが西武グループではないため、名称を質に取られたような訳ありなイメージが付きまとう[注 1]
1992年時点で32店舗あったが、2022年時点で6店舗まで減少。

そごう

横浜駅東口に世界最大の百貨店がある。この横浜店はおそらく最後まで残る店舗であると思われる。
かつては各店舗にからくり時計があり家族連れに人気となったほか、FMヨコハマの時報も横浜周辺で印象に強く残った。
2000年に28店舗あったが、2022年時点で4店舗まで減少。

ロフト

ロフトは、元セゾングループ(西武流通系)の生活雑貨店で、現在はそごう・西武の傘下であることから、そごう・西武が売却されるとロフトもセットで付いてくることになる。小型店を含めると全国に多数の店舗がある。

経営統合[編集]

西武百貨店は、2001年以降にセゾングループ[注 2]の不祥事による崩壊で、セゾン系列から離れ同時期に経営破綻した「そごう」とともに「ミレニアムリテイリング」の子会社となる。その後、2006年に「ミレニアムリテイリング」が「セブン&アイ・ホールディングス」の子会社となる。2009年に「そごう」が「ミレニアムリテイリング」と「西武百貨店」を吸収合併し「そごう・西武」となる。

再び売却[編集]

その後も、次々と店舗の閉店が続いており、2022年1月31日、セブン&アイ・ホールディングスが「そごう・西武」を2000億円以上で売却することが報道される[1]

2000億円のうち、土地・建物の合計が1400億円であることから、価値は不動産のみで百貨店としての事業価値はないとのこと。外資系ファンドに売却とも言われており、この売却で単なる不動産として扱われ百貨店事業は終了すると言われている[2][3]

当初予定では2022年8月に売却先を決定し発表できるはずが難航し2022年10月時点で決定していない。ヨドバシカメラが出店する案もあると言う。

セブン&アイ・ホールディングスが運営するイトーヨーカドーも大赤字となっており閉店が進んでいる。2022年11月アメリカの投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却が決定し発表される。フォートレスが運営に関わるヨドバシカメラが出店するという[4]

労働組合によるストライキ[編集]

アメリカの投資ファンドへの売却に反対する、そごう・西武の労働組合は、西武池袋本店でストライキで実力行使すると発表。日本では、プロ野球再編反対の労組スト以来の久々の大規模なストライキとなり各メディアで大々的に報じられる。なお豊島区も売却先のヨドバシカメラ出店容認に反対を表明し泥沼化[5]

店舗一覧[編集]

現存する店舗[編集]

西武
そごう
共同店舗

過去に存在した店舗[編集]

西武[編集]

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そごう[編集]

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出店予定であった店舗[編集]

  • 橋本そごう
京王百貨店近鉄百貨店に対抗しそごう出店が決定していたが、そごうの経営難でビブレが出店することに変更しビブレが出店、その後格下げされサティに、さらに運営元のマイカルが経営破綻しイオンまで格が下がる。

関連項目[編集]

閉店セレモニー[編集]

各店舗の閉店セレモニーの様子を動画でご覧頂きます

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外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. もっとも、日本には「日立グループではなく、造船が副業化後に他社売却した」した日立造船紀州での売上比率が僅少で鉄道がずっと副業である紀州鉄道という会社があるが。
  2. かつての西武流通グループ。
出典